毎朝の体調不良が消えた日|私が薬膳とアーユルヴェーダで人生を変えた385日間の記録
朝6時。また今日も体が重い。コーヒーを3杯飲んでも目が覚めない。そんな毎日を送っていた私が、ある日友人から聞いた一言で人生が変わった。
「最近、薬膳とスパイスで体質改善してるんだけど、朝がすごく楽になったの」
半信半疑で始めた日本統合医学協会の講座。それから385日が経った今、私の朝は180度変わった。
偶然見つけた2つの資格が同時に取れる講座
友人の話を聞いてから、薬膳やアーユルヴェーダについて調べ始めた。正直、最初は「東洋医学って怪しくない?」と思っていた。でも、5000年以上続く伝統医学には、それだけの理由があるはずだと考え直した。
いくつかの講座を比較検討していた時、日本統合医学協会のオンライン講座を見つけた。他と違ったのは、薬膳検定1級とアーユルヴェーダ・スパイス検定1級の2つの資格が同時に取得できるという点だった。
実際に受講してみて感じた3つの誤算
1. 思っていたより内容が濃密だった
オンライン講座だから、正直「薄い内容なんだろうな」と思っていた。ところが、教材が届いて驚いた。フルカラーのテキストは想像以上に詳しく、陰陽五行説から始まり、五臓六腑の働き、季節ごとの食材選びまで、体系的にまとめられていた。
特に印象的だったのは、体質チェックシートが複数付いていたこと。陰陽体質、気・血・水タイプ、ドーシャバランスなど、様々な角度から自分の体質を知ることができた。
2. スパイスの使い方が目から鱗だった
アーユルヴェーダのスパイス活用法は、今まで知っていた料理の概念を覆された。例えば、生姜は朝に摂ると消化力を高めるが、夜は避けた方がいいという知識。こんな細かい使い分けがあるなんて知らなかった。
実践してみて効果を感じたスパイス活用法:
- 朝のお白湯にターメリックを少量(抗炎症作用)
- 昼食後のクミンティー(消化促進)
- 夕食にコリアンダー(体の熱を冷ます)
3. 家族の反応が予想外だった
学んだことを実践し始めて2週間。最初は「また健康オタクが始まった」と冷ややかだった夫が、「最近、昼食後の眠気がなくなった」と言い出した。子供たちも、スパイスを使った料理を「おいしい!」と完食するようになった。
他の講座と比較してみた結果
実は受講前に、他の2つの講座とも比較検討していた。その時の比較表を共有する。
| 項目 | 日本統合医学協会 | Formie | SARAスクール |
|---|---|---|---|
| 取得できる資格数 | 2資格同時 | 1資格 | 2資格(別々) |
| 受講料(税込) | 21,780円〜 | 34,100円 | 79,000円 |
| 学習期間 | 1〜3ヶ月 | 1ヶ月 | 6ヶ月 |
| 教材形式 | テキスト+動画 | Web教材のみ | テキストのみ |
| サポート体制 | メール質問可 | チャット | メール |
価格面では日本統合医学協会が圧倒的に安い。しかも2つの資格が同時に取れることを考えると、コスパは最高だった。
ただし、Formieはスマホだけで完結する手軽さがあり、SARAスクールは試験免除制度があるという特徴もある。自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが良いと思う。
385日間続けて分かった本当の価値
資格を取得してから1年以上が経過した今、振り返ってみると、この講座の本当の価値は資格そのものではなかった。
朝の体調が劇的に改善
以前は朝起きるのが本当に辛かった。目覚まし時計を5個セットしても起きられず、起きてからも頭がボーッとして、午前中はほとんど仕事にならなかった。
講座で学んだ「朝は温かいものから始める」「体質に合った朝食を選ぶ」を実践し始めて3週間。ある朝、目覚まし時計が鳴る前に自然に目が覚めた。しかも、すっきりとした頭で。
家族の健康管理に自信が持てるように
子供が「お腹が痛い」と言った時、以前なら市販薬を飲ませていた。今は、消化に優しい食事を作り、お腹を温めるスパイスティーを飲ませるようになった。薬に頼る回数が激減し、子供たちも風邪をひきにくくなった。
料理のレパートリーが広がった
正直、最初は「薬膳料理って地味で美味しくなさそう」というイメージがあった。でも実際は全然違った。スパイスを使うことで、普段の料理が格段に美味しくなった。家族からも「最近の料理、レストランみたい」と言われるようになった。
受講中に感じた3つのデメリット
良いことばかり書いてきたが、もちろんデメリットもあった。
1. 専門用語が多くて最初は混乱した
「気虚」「瘀血」「ヴァータ」「ピッタ」など、聞き慣れない専門用語のオンパレード。最初の1週間は、用語を覚えるだけで精一杯だった。ただ、動画講座で分かりやすく解説してくれるので、2週間目からは自然に理解できるようになった。
2. 実践するには食材を揃える必要がある
スパイスや特殊な食材を揃えるのに、初期投資が必要だった。特に質の良いスパイスは値段も高い。ただ、一度揃えてしまえば長く使えるし、健康への投資と考えれば安いものだと今は思っている。
3. 家族の理解を得るまでに時間がかかった
「なんでいきなりスパイス料理?」「普通の料理でいいよ」最初はこんな反応だった。でも、美味しくて体調も良くなることを実感してもらえれば、自然と理解してもらえた。
こんな人にはおすすめできない
この講座は万人向けではない。以下のような人には正直おすすめできない。
- 即効性を求める人:体質改善には時間がかかる
- 料理が苦手で改善する気もない人:実践には料理が必須
- 西洋医学しか信じない人:東洋医学の考え方が基本
- 資格だけ欲しい人:実践してこそ価値がある
受講を決める前に知っておくべきこと
モニター受講制度を活用すべき
私が受講した時は知らなかったが、モニター価格なら半額の21,780円で受講できる。条件はレポート提出とアンケート回答だけ。正直、これを使わない理由はない。
オンライン試験は意外と本格的
「オンラインだから簡単でしょ」と思っていたが、試験は結構本格的だった。制限時間もあるし、問題も実践的な内容が多い。ただ、しっかり勉強していれば必ず合格できるレベルなので、心配する必要はない。
資格取得後も学び続ける必要がある
資格を取ったら終わりではない。季節が変われば必要な食材も変わるし、家族の体調も日々変化する。継続的に実践し、学び続けることで、本当の価値が生まれる。
最後に:人生を変えた385日間
朝の不調、家族の健康不安、マンネリ化した食事。これらの悩みを抱えていた私にとって、この講座は人生を変えるきっかけとなった。
もちろん、すべての人に同じ効果があるとは言えない。でも、「食べることで健康になる」という考え方は、誰にとっても価値があるはずだ。
薬に頼らず、自然の力で体調を整える。5000年の歴史が証明する東洋の知恵。それを現代の生活に取り入れることができるこの講座は、健康に不安を感じているすべての人に検討してもらいたい。
ただし、変化を実感するには時間がかかる。即効性を求めず、じっくりと向き合える人にこそ、この講座の真価が分かるはずだ。

