築15年で床が抜けた日、シロアリに家を食い尽くされる恐怖を知った私がヤマト産業に辿り着くまでの記録
朝食を作ろうとキッチンに立った瞬間、足元がグラッと沈み込んだ。
次の瞬間、床板が音を立てて崩れ、足が床下に突き抜けた。築15年の我が家で、まさか床が抜けるなんて想像もしていなかった。慌てて這い出して床下を覗き込むと、そこには白い粉のようなものが積もり、木材がボロボロに朽ちていた。
シロアリ。その存在を初めて実感した瞬間だった。
恐怖の始まり:床下に広がる破壊の痕跡
急いで床下点検口から潜り込んでみると、想像を絶する光景が広がっていた。基礎の木材は表面だけを残して中身が空洞化し、手で触れただけで崩れ落ちる。まるで家全体が砂上の楼閣のようだった。
すぐにネットで調べ始めた。「シロアリ駆除 京都」で検索すると、数十社がヒット。価格も対応もバラバラで、どこに頼めばいいのか途方に暮れた。
最初の3社で感じた違和感
とりあえず大手3社に見積もりを依頼した。
- A社:「今すぐ施工しないと家が倒壊します!」と脅すような営業
- B社:見積もり金額が電話と訪問で倍近く跳ね上がった
- C社:「うちの薬剤は特別」と言いながら成分説明は曖昧
どの会社も不安を煽るばかりで、納得のいく説明をしてくれない。床が抜けたショックで冷静さを失いかけていた私でも、これはおかしいと感じた。
運命の出会い:地元で評判のヤマト産業
4社目として連絡したのが、宇治市に本社を置くヤマト産業だった。電話での対応が他社とは明らかに違った。
「まず落ち着いてください。床が抜けたのは確かに深刻ですが、すぐに家が倒壊することはありません。無料で床下診断をさせていただきますので、現状を正確に把握してから対策を考えましょう」
脅すのではなく、冷静に状況を把握しようとする姿勢に安心感を覚えた。
プロの診断で見えてきた被害の全貌
翌日、ヤマト産業のスタッフが訪問。挨拶から身だしなみまで、他社とは比較にならないほど丁寧だった。
床下に潜って約1時間。上がってきたスタッフは、タブレットで撮影した写真を見せながら説明してくれた:
- 被害範囲:キッチン周辺の約15㎡に集中
- シロアリの種類:ヤマトシロアリ(地下シロアリ)
- 被害レベル:中程度(構造材の一部交換が必要)
- 緊急度:高いが、適切な処置で十分対応可能
写真と図面を使った説明は素人の私にも分かりやすく、何より「売り込み」ではなく「情報提供」に徹している点が信頼できた。
他社との比較:なぜヤマト産業を選んだのか
最終的に5社から見積もりを取った結果を表にまとめた:
| 項目 | ヤマト産業 | 大手A社 | 地元B社 |
|---|---|---|---|
| 床下診断 | 無料 | 無料(契約前提) | 5,000円 |
| 見積もり詳細度 | 図面付き詳細 | 簡易的 | 口頭のみ |
| 施工方法 | 100%自社施工 | 下請け使用 | 自社施工 |
| 保証期間 | 5年間 | 5年間 | 3年間 |
| 価格(30坪) | 198,000円 | 165,000円 | 220,000円 |
| 薬剤の安全性説明 | データシート提供 | 口頭説明のみ | 特になし |
価格だけ見ればA社の方が安いが、説明の丁寧さと透明性でヤマト産業が圧倒的に優れていた。
施工当日:プロの仕事を目の当たりに
契約から1週間後、いよいよ施工日。朝8時きっかりにスタッフ3名が到着した。
想像以上に細かい養生作業
まず驚いたのが養生の丁寧さだ。床下進入口から玄関まで、ビニールシートで完全に覆い、さらに:
- 家具には個別にカバーをかける
- コンセントや換気口も丁寧に養生
- ペットの猫のために2階への避難経路を確保
「お客様の生活空間を汚さないのは当然です」というスタッフの言葉通り、プロ意識の高さが随所に表れていた。
薬剤散布の実際
床下に潜っての作業は約3時間。その間、リーダーが定期的に進捗を報告してくれた。
「キッチン下の被害箇所に薬剤を注入しています」
「基礎のひび割れからの侵入経路を発見したので、そこも処理します」
「予想より被害が軽かったので、構造材の交換は最小限で済みそうです」
使用する薬剤についても、ペットへの影響や人体への安全性について改めて説明があり、安全データシートも手渡された。
施工後の変化:安心感という見えない価値
施工完了後、スタッフは床下の写真を再度撮影し、ビフォーアフターを見せてくれた。薬剤処理された木材は白く変色し、しっかりと保護されているのが分かった。
アフターサービスの充実度
ヤマト産業の真価は施工後に発揮された:
- 施工1ヶ月後:電話での状況確認
- 施工6ヶ月後:無料点検の案内
- 年1回:定期点検の実施(5年間)
特に印象的だったのは、LINEでの相談窓口だ。「羽アリを見つけた」「床下から変な音がする」など、些細な心配事も写真を送れば即座に回答してくれる。
正直に語る:ヤマト産業のデメリット
良いことばかり書いても信憑性に欠けるので、気になった点も正直に書いておく。
1. 価格は最安値ではない
見積もり比較でも分かる通り、ヤマト産業は最安値ではない。「激安」を売りにする業者と比べると2〜3万円高い。ただし、これは100%自社施工と5年保証を考慮すれば妥当な差額だと感じた。
2. 予約が取りにくい時期がある
特に4〜6月の羽アリシーズンは予約が集中し、希望日に施工できないことがある。私の場合も第一希望日から3日ずらす必要があった。
3. 対応エリアの限定
京都・大阪・奈良・兵庫・和歌山の関西圏のみ。他地域の方は利用できない。
1年後の現在:選択は間違っていなかった
あの床が抜けた恐怖から1年。今では安心してキッチンに立てるようになった。
先月の定期点検では「異常なし」の診断。スタッフは30分以上かけて床下を隅々まで確認し、新たなシロアリの痕跡がないことを写真付きで報告してくれた。
「シロアリ駆除は見えない部分への投資です。だからこそ、信頼できる業者選びが重要なんです」
施工時にリーダーが言っていた言葉の意味が、今になってよく分かる。
費用対効果を冷静に分析する
ヤマト産業での総費用は以下の通りだった:
- シロアリ駆除(30坪):198,000円
- 被害部分の木材交換:45,000円
- 床板の補修:32,000円
- 合計:275,000円
決して安い金額ではない。しかし、もしシロアリ被害を放置していたら?
調べてみると、構造材の大規模交換には200万円以上かかることもあるという。早期発見・早期対応の重要性を痛感した。
こんな人にヤマト産業をおすすめしたい
1年間の経験を踏まえて、ヤマト産業が向いている人:
- 価格より信頼性と安心感を重視する人
- 長期的な保証とアフターサービスを求める人
- ペットや小さい子供がいて、薬剤の安全性が気になる人
- 京都・大阪・奈良エリアに住んでいる人
逆に向いていない人:
- とにかく安く済ませたい人
- 関西圏以外に住んでいる人
- 即日対応を求める人(繁忙期は予約が必要)
最後に:シロアリ被害を甘く見ないで
床が抜けるまで、シロアリなんて他人事だと思っていた。でも実際は、日本の住宅の5軒に1軒はシロアリ被害を受けているという統計もある。
特に注意すべき兆候:
- 羽アリを見かけた(4〜7月は要注意)
- 床がきしむ、沈む感じがする
- 柱を叩くと空洞音がする
- 基礎周りに土の道(蟻道)がある
一つでも当てはまるなら、すぐに点検を。ヤマト産業なら床下診断は無料だ。
あの日、床が抜けた恐怖は今でも忘れられない。でも、信頼できる業者と出会えたことで、我が家は救われた。
シロアリ駆除は、ただの「駆除」ではない。家族の安心と資産を守る投資なのだと、今では心から思う。
迷っているなら、まずは無料診断から始めてみてはどうだろうか。私のような最悪の事態になる前に。