妻との夜の営みが苦痛で離婚寸前だった私が、友情結婚で見つけた本当の幸せ
32歳の誕生日、妻から突きつけられた離婚届。理由は「夫婦生活の拒否」だった。
正直に言うと、私は男性に惹かれる。でも、親の期待に応えたくて普通の結婚をした。3年間、毎晩が地獄だった。妻を抱くふりをしながら、心の中で別の誰かを思い描いていた自分が情けなくて、何度も自殺を考えた。
そんな時、ネットで偶然見つけたのが「友情結婚」という言葉だった。
性的な関係なしで結婚?そんなことが本当にできるのか
最初は半信半疑だった。結婚といえば子作り、夫婦の営み…そういうものだと思い込んでいたから。でも、カラーズのサイトを見て衝撃を受けた。
成婚率44.1%。普通の結婚相談所の4倍以上の数字だ。
しかも、会員の多くが私と同じような悩みを抱えている人たちだという。ゲイ、レズビアン、アセクシャル、ノンセクシャル…今まで「異常」だと思い込んでいた自分が、実は2.3人に1人が結婚できるコミュニティに属していたなんて。

「お見合い相手は全員、私の秘密を知っている」という安心感
入会相談はZoomで1時間。担当の女性スタッフは、私が泣きながら話す過去の失敗談を、一切の否定なく聞いてくれた。
「田中さんのような方、実はたくさんいらっしゃるんです。皆さん最初は『自分だけが変なんじゃないか』って思われていますが、うちには同じ悩みを持つ347人の会員がいます」
その言葉に、どれだけ救われたか。
入会してわかった、カラーズの本当の価値
月会費16,500円。正直、安くはない。でも、考えてみてほしい。
- 普通の結婚相談所で自分のセクシャリティを隠し続ける苦痛
- 「なぜ結婚しないの?」という周囲からのプレッシャー
- 老後の孤独への不安
これらから解放される値段としては、むしろ安いと感じた。
8ヶ月で運命の相手と出会えた理由
私の場合、活動開始から8ヶ月で今の妻と出会えた。彼女はノンセクシャル。お互いに性的な関係を求めていないという前提があるから、初回のお見合いから本音で話せた。
「子どもは欲しいけど、体の関係は無理」
「私も同じです。でも養子という選択肢もありますよね」
普通のお見合いでは絶対にできない会話が、当たり前のようにできる。これがカラーズの最大の魅力だ。

他社との比較で見えたカラーズの圧倒的な強み
友情結婚を謳う相談所は他にもある。私も入会前に3社比較した。
| 項目 | カラーズ | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| 設立年数 | 11年 | 3年 | 5年 |
| 会員数 | 347人 | 約100人 | 非公開 |
| 成婚率 | 44.1% | 25% | 非公開 |
| 月会費 | 16,500円 | 22,000円 | 19,800円 |
| サポート体制 | 専任仲人制 | AIマッチング中心 | グループ担当制 |
数字を見れば一目瞭然。でも、本当の違いは「人」だった。
仲人さんの一言で変わった私の人生観
お見合いが3回連続で失敗した時、正直もう諦めようと思った。でも、担当の仲人さんが言ってくれた。
「田中さん、友情結婚って恋愛結婚より難しいんです。だって、恋愛感情という『ごまかし』が効かないから。でも、だからこそ本当に価値観の合う人と出会えた時の絆は、普通の夫婦より強いんですよ」
この言葉があったから、4回目のお見合いに臨めた。そして、今の妻と出会えた。

友情結婚2年目の現実。幸せだけど、課題もある
結婚して2年。正直に言うと、すべてがバラ色というわけじゃない。
直面した課題
- 親族への説明:「子どもはまだ?」という質問への対応
- 住居の問題:同居だけど別室という特殊な間取り探し
- 法的な壁:養子縁組の手続きの複雑さ
でも、これらの課題も二人で向き合えば乗り越えられる。なぜなら、お互いの本質を理解し合っているから。
友情結婚を選んで本当に良かったと思う瞬間
先月、妻が仕事で大きなプロジェクトを成功させた。帰宅した彼女の顔は輝いていて、私は心から「おめでとう」と言えた。
前の結婚では、妻の成功を素直に喜べなかった。なぜなら、夫としての役割を演じることに必死で、パートナーとして向き合えていなかったから。
今は違う。性的な関係がないからこそ、純粋に一人の人間として妻を尊敬できる。これが友情結婚の本質だと思う。
カラーズが向いている人、向いていない人
8ヶ月の婚活と2年の結婚生活を経て、はっきり言える。
向いている人
- 自分のセクシャリティを受け入れている
- パートナーシップの新しい形を模索したい
- 結婚に「安定」と「理解」を求める
- 本音で話せる相手と人生を歩みたい
向いていない人
- まだ自分のセクシャリティに迷いがある
- 友情結婚を「妥協」だと思っている
- 相手に過度な期待をしている
- 料金の安さだけで選ぼうとしている
特に重要なのは、友情結婚は妥協じゃないということ。むしろ、お互いの本質を理解し合った上での、より成熟した結婚の形だと私は思う。

最後に伝えたいこと
32歳で離婚届を突きつけられたあの日、私は人生のどん底にいた。でも今は、心から笑える毎日を過ごしている。
妻とは毎晩、その日あったことを話す。お互いの恋バナ(そう、私たちは結婚後もそれぞれ恋をする自由がある)で盛り上がることもある。普通の夫婦には理解できないかもしれない。でも、これが私たちの幸せの形だ。
もしあなたが、従来の結婚観に苦しんでいるなら。性的な関係を望まないことで自分を責めているなら。一度、カラーズの扉を叩いてみてほしい。
成婚率44.1%という数字は、決して偶然じゃない。そこには、あなたと同じ悩みを乗り越えた704人の先輩たちがいる。
友情結婚は、逃げでも妥協でもない。自分らしく生きるための、勇気ある選択だ。