税理士に見放された私が月3,980円で経理地獄から解放された衝撃の真実
前の税理士から「もう無理です」と見放されたあの日から3年。私の会社の経理は完全に崩壊していた。領収書は段ボール箱に山積み、確定申告は毎年ギリギリ、税務調査の通知が来るたびに胃が痛くなる日々...
そんな時、取引先の社長から聞いた一言が私の運命を変えた。「え?まだ月10万円も税理士に払ってるの?」
崖っぷちの経営者が最後にたどり着いた場所
2024年3月、私は経理業務で完全に行き詰まっていた。売上は順調に伸びているのに、経理処理が追いつかない。請求書の山、未処理の領収書、そして迫り来る確定申告の締切...
当時契約していた税理士事務所からは、「御社の経理状況では、追加料金をいただかないと対応できません」という冷たい返事。月額8万円に加えて、さらに5万円の追加請求。年間で156万円もの経理コストに、私は頭を抱えていた。

経理代行サービスの闇と光
正直に告白すると、私は最初「月3,980円で税理士サービス」という広告を見た時、完全に詐欺だと思った。税理士業界の相場を知っている人なら、誰でもそう思うはずだ。
しかし、背に腹は代えられない。半信半疑でゼロ税理士事務所の無料相談を申し込んだ。オンラインでの面談で担当者から説明を受けた内容は、私の予想を完全に裏切るものだった。
実際に8ヶ月使ってわかった本当のメリット・デメリット
2024年4月から利用を開始して、現在で8ヶ月目。ここでは包み隠さず、実際の体験を共有したい。
予想外だった3つのメリット
1. レスポンスの速さが異常
前の税理士は質問しても返答まで3〜5日かかっていた。しかしゼロ税理士事務所では、基本的に24時間以内に回答が返ってくる。急ぎの案件では、なんと2時間で対応してもらえたこともある。
2. システム化による効率性
領収書や請求書は、スマホで撮影してLINEで送るだけ。専用のクラウドシステムに自動で整理される。以前は毎月末に3時間かけていた経理作業が、今では30分で完了する。
3. 税務調査への対応力
実は利用開始から5ヶ月目に税務調査が入った。正直、安いサービスだから期待していなかったが、担当税理士の対応は見事だった。過去3年分の帳簿を完璧に整理し、追徴課税ゼロで乗り切った。
正直に語る4つのデメリット
良いことばかりではない。実際に使って感じた不満点も正直に書く。
1. 対面での相談が基本的にできない
全国対応のサービスなので、基本的にオンラインでのやり取りになる。重要な相談の時に、直接会って話せないのはやはり不安を感じることがある。
2. 担当者が固定されない場合がある
チーム制で対応しているため、質問によって回答者が変わることがある。一貫性を求める人には向かないかもしれない。
3. 高度な税務戦略の提案は期待できない
基本的な経理・税務処理はしっかりしているが、積極的な節税提案や事業承継などの高度なコンサルティングは別料金になる。
4. 初期設定に時間がかかる
最初の1ヶ月は、過去の帳簿整理やシステムへの移行作業で結構な時間を取られた。すぐに効果を実感したい人には辛い期間かもしれない。
他社サービスとの冷静な比較
私は契約前に、他の格安税理士サービスも検討した。実際に相談や見積もりを取った結果を、表にまとめてみた。
| 項目 | ゼロ税理士事務所 | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 3,980円〜 | 5,000円〜 | 9,800円〜 |
| 決算料金 | 別途(明確な料金表あり) | 月額料金の6ヶ月分 | 無料(月額に含む) |
| 対応速度 | 24時間以内 | 2〜3営業日 | 48時間以内 |
| 税務調査対応 | 基本料金に含む | 別途5万円〜 | 基本料金に含む |
| 対面相談 | 原則オンライン | 月1回可能 | 原則オンライン |
| 契約縛り | なし(1ヶ月単位) | 6ヶ月 | 1年 |
表を見てわかる通り、単純な月額料金だけで判断するのは危険だ。決算料金や税務調査対応費用まで含めて考えると、ゼロ税理士事務所のコストパフォーマンスは悪くない。

8ヶ月使ってわかった「向いている人」「向いていない人」
こんな人には強くおすすめ
✓ 売上1,000万円〜5,000万円の中小企業経営者
✓ 経理にかける時間を本業に使いたい人
✓ とにかくコストを抑えたい人
✓ オンラインでのやり取りに抵抗がない人
✓ 基本的な経理・税務処理で十分な人
正直おすすめできない人
✗ 売上1億円を超える企業
✗ 複雑な税務戦略が必要な人
✗ 対面での細かい相談を重視する人
✗ 担当者の固定を絶対条件とする人
✗ 即座に完璧なサポートを求める人
実際のコスト削減効果を数字で検証
私の場合、以前の税理士事務所と比較して、年間でどれだけコストが変わったか計算してみた。
【以前の税理士事務所】
月額顧問料:80,000円 × 12ヶ月 = 960,000円
決算料金:150,000円
年末調整:50,000円
年間合計:1,160,000円
【ゼロ税理士事務所】
月額料金:15,000円 × 12ヶ月 = 180,000円(私の場合)
決算料金:80,000円
年末調整:基本料金に含む
年間合計:260,000円
年間で90万円(77.6%)のコスト削減を実現した。この差額で、新しい設備投資や人材採用が可能になった。
利用開始から現在までの率直な変化
8ヶ月前、私は毎月末になると憂鬱だった。経理処理に追われ、本業が疎かになる悪循環。今では、その時間をすべて営業活動に充てられるようになった。
ただし、魔法のようなサービスではない。最初の1ヶ月は、過去の帳簿整理で相当な労力を使った。システムに慣れるまでの2週間は、むしろ以前より時間がかかったくらいだ。
それでも3ヶ月目からは、明らかに業務が楽になった。特に、領収書をスマホで撮影するだけで自動仕訳される機能は革命的だった。以前は1枚1枚手入力していた作業が、まとめて10秒で完了する。
契約前に確認すべき重要ポイント
私の失敗談も含めて、契約前に必ず確認すべきことを挙げておく。
1. 自社の取引量を正確に把握する
月額3,980円は最低料金。取引量によって料金が変動するので、見積もりは必須。私の場合、月200件程度の取引で15,000円だった。
2. 決算料金を含めた年間コストを計算する
月額料金だけ見て飛びつくと危険。決算料金や追加サービスも含めて比較すること。
3. 現在の経理状況を正直に伝える
恥ずかしいからと言って、現状を隠すのは逆効果。私も最初は「そこそこできている」と見栄を張ったが、結局すべてバレて余計な時間がかかった。
まとめ:完璧ではないが、確実に価値はある
ゼロ税理士事務所は、「安かろう悪かろう」ではなかった。むしろ、中小企業にとって必要十分なサービスを、適正価格で提供している印象だ。
ただし、過度な期待は禁物。高度な税務コンサルティングや、きめ細かな対面サポートを求めるなら、従来の税理士事務所の方が良いだろう。
私のように、「基本的な経理・税務処理を確実に、そして安く済ませたい」という経営者には、十分検討に値するサービスだと思う。少なくとも、無料相談で自社に合うかどうか確認する価値はある。
最後に一つだけ。このサービスを使い始めて最も変わったのは、経理に対するストレスがなくなったことだ。月末の憂鬱な気分から解放され、本業に集中できる。その精神的な価値は、金額では測れない。