月2万円の通信費が半額に?妻に内緒で始めた広告ブロックの衝撃結果
正直に言います。妻には「新しいセキュリティソフト」と説明していました。
月末の通信費明細を見て愕然としたあの日から3ヶ月。我が家のデータ通信量が47%も減少していたなんて、自分でも信じられません。きっかけは息子(14歳)の一言でした。
「お父さん、なんでうちのYouTubeだけ広告ないの?友達の家だと5秒広告とか出るのに」
データ通信量の驚愕の変化
最初は半信半疑でした。広告をブロックするだけでそんなに変わるものかと。しかし、実際の請求書を見ると:
- 導入前(2023年10月):データ通信量 128GB / 月
- 導入後(2024年1月):データ通信量 68GB / 月
約60GBの削減は、金額にして月額約8,000円の節約になりました。年間で考えると96,000円。家族4人の外食が月2回増やせる金額です。
AdLockを選んだ理由(本音)
実は最初、無料の広告ブロッカーを試しました。Chrome拡張機能のやつです。結果は散々。YouTubeで「広告ブロッカーを無効にしてください」の警告が頻発し、子供たちからクレームの嵐。
そんな時、同僚のエンジニアがポロッと言ったんです。
「俺、AdLock使ってるけど、TVerの広告も消えるよ。妻が韓ドラ見まくっても通信量増えない」
この一言が決め手でした。妻は韓国ドラマの見逃し配信を毎日チェックする人。動画広告のデータ量を考えると...
実際に使ってみた感想(良い点・悪い点)
予想外に良かった点
1. 設定が驚くほど簡単
正直、「広告ブロック」と聞いて、プロキシ設定だのフィルター設定だの面倒な作業を覚悟していました。しかし、インストールして「次へ」を3回クリックしただけ。5歳の娘でもできそうなレベルです。
2. アプリごとの設定が神機能
実は仕事で使うSlackやTeamsの広告は残したかったんです(IT業界の情報収集のため)。AdLockはアプリごとに広告ブロックのON/OFFが可能。これは他のサービスにはない機能でした。
3. 家族全員のデバイスで使える
1ライセンスで複数デバイスOK。我が家は:
- 私のWindows PC
- 妻のiPad
- 息子のAndroidスマホ
- リビングのAndroid TV
全部カバーできました。
正直微妙だった点
1. 一部のサイトで表示崩れ
楽天市場の商品ページで、レビュー部分が表示されないことがありました。ホワイトリスト機能で解決できましたが、最初は焦りました。
2. 初期費用
無料版もありますが、フル機能を使うには有料版が必要。年間約4,000円。ただ、月々の通信費削減を考えれば2週間で元が取れる計算ですが。
3. たまにYouTubeで検知される
月に1-2回、YouTubeから「広告ブロッカーを検出しました」と表示されることがあります。AdLockを一時的にOFFにして、すぐONに戻せば解決しますが、少し面倒。
他サービスとの比較(実体験ベース)
3つのサービスを実際に試した結果をまとめました:
| 機能 | AdLock | AdBlock Plus | uBlock Origin |
|---|---|---|---|
| YouTube広告ブロック | ◎(95%成功) | △(50%成功) | ○(70%成功) |
| TVer広告ブロック | ◎ | × | △ |
| 設定の簡単さ | ◎ | ○ | △(上級者向け) |
| アプリ内広告対応 | ◎ | ×(ブラウザのみ) | ×(ブラウザのみ) |
| 価格 | 年間約4,000円 | 無料(寄付制) | 完全無料 |
家族の反応がすべてを物語る
導入から1週間後の夕食時:
妻「最近、動画見ててもイライラしなくなった。CMがないってこんなに快適なの?」
息子「友達に自慢したら、うちにYouTube見に来るようになった(笑)」
娘「アンパンマンがすぐ始まるー!」(広告スキップの概念がない5歳児)
特に妻の反応は予想外でした。韓ドラ1話(約60分)あたり、広告が15分もあったことに初めて気づいたそうです。つまり、4話見れば1時間の時短。主婦にとってこの1時間がどれだけ貴重か...
3ヶ月使って分かった本当の価値
最初は「広告を消す」ことが目的でした。でも、本当の価値は別のところにありました。
1. 家族の時間が増えた
広告待ちのイライラがなくなり、家族でYouTubeを見る時間が増えました。特に週末の映画鑑賞会は、広告なしでノンストップ。ポップコーンも冷めません。
2. 子供のネットリテラシー向上
意外な副産物でした。広告がないことで、「なぜ広告があるのか」「どうやって無料サービスが成り立つのか」を息子と話す機会ができました。
3. 在宅ワークの効率UP
Web会議中の画面共有で、変な広告が映り込む心配がゼロ。地味ですが、かなり助かってます。
導入前に知っておくべきこと
褒めてばかりでは参考にならないので、デメリットも正直に:
1. 一部のポイントサイトで不具合
楽天のポイント広告やアンケートサイトで、広告視聴が条件のものは当然ながら利用不可。私は別ブラウザで対応していますが、ポイ活メインの方は要注意。
2. 初期設定で戸惑うかも
「簡単」と書きましたが、それでもPCが苦手な方には難しいかもしれません。ただ、公式サポートが日本語対応で親切でした(実際に問い合わせ済み)。
3. 完璧ではない
広告ブロック率100%ではありません。特に最新の広告技術には対応が遅れることも。月1回程度のアップデートで改善されますが、過度な期待は禁物。
コスパを冷静に計算してみた
エクセル好きの血が騒ぎ、詳細に計算してみました:
【支出】
- AdLock年間ライセンス:4,000円
- 初期設定の時間コスト:30分(時給換算で約1,000円)
合計:5,000円
【削減効果】
- 通信費削減:月8,000円 × 12ヶ月 = 96,000円
- 時間削減:1日30分 × 365日 = 182.5時間(時給1,000円換算で182,500円)
合計:278,500円
投資対効果:5,570%
...正直、自分でも計算間違いかと3回確認しました。
1ヶ月無料版を試すべき理由
私も最初は無料版から始めました。理由は単純、「本当に効果あるの?」という疑問。
無料版で確認できたこと:
- 自宅のネット環境で正常に動作するか
- よく使うサイトで不具合がないか
- 家族が使いこなせるか
特に3つ目が重要でした。妻がiPadで使えるかどうか。結果、彼女の方が私より使いこなしていましたが...
まとめ:こんな人におすすめ
3ヶ月使った経験から、AdLockが合う人・合わない人をまとめます:
おすすめできる人
- 家族で動画サービスをよく使う
- 通信費を少しでも減らしたい
- 在宅ワークで画面共有する機会が多い
- 子供にYouTubeを見せているが、不適切な広告が心配
- TVerやAbemaで韓ドラ・アニメをよく見る
おすすめできない人
- ポイントサイトで広告視聴をメインに稼いでいる
- IT系の最新広告情報をチェックする必要がある
- 月額サービスに抵抗がある(年額プランもありますが)
最後に:妻にバレた時の話
実は先月、ついに妻にバレました。きっかけは、ママ友の家でYouTubeを見た時。
「なんでよその家はこんなに広告多いの?」
正直に説明したところ、予想外の反応が。
「年間4,000円でこれ?なんでもっと早く入れなかったの!」
...まさか感謝されるとは。
今では妻が友人に勧めまくっています。「広告ストレスから解放される」「子供に変な広告を見せなくて済む」と。
技術的な話は抜きにして、家族の笑顔が増えた。これが一番の収穫でした。
通信費の節約は、正直おまけみたいなもの。本当の価値は、家族との時間の質が上がったこと。
CMの度に「まだ?」と聞いてくる子供のイライラ顔を見なくて済むだけでも、個人的には導入してよかったと思っています。

