工場の片隅で眠っていた古い機械が思わぬ臨時収入に!中古機械買取センターで体験した驚きの査定結果
15年前に購入した射出成形機が、まさか380万円で売れるとは思いもしませんでした。工場の隅で埃をかぶっていた機械が、実は想像以上の資産価値を持っていたのです。
父から引き継いだ小さな製造工場。設備の更新時期を迎え、古い機械の処分に頭を悩ませていました。廃棄処分には50万円以上かかると言われ、途方に暮れていた時に出会ったのが中古機械買取センターでした。
なぜ中古機械買取センターを選んだのか
正直に言うと、最初は半信半疑でした。「どうせ二束三文だろう」という思い込みがありました。しかし、LINEで写真を送っただけで、翌日には概算査定額が提示されたのです。

驚いたのは、対応メーカーの幅広さです。大阪機工、森精機、牧野フライス、ヤマザキマザック...私の工場にある機械のほとんどが買取対象でした。
初回査定で感じた違い
他社では「現物を見ないとわからない」の一点張りでしたが、中古機械買取センターは違いました。機械の型番と使用年数、簡単な状態説明だけで、具体的な金額範囲を教えてくれたのです。
「御社の日精樹脂工業製の射出成形機なら、状態次第で300万円から400万円の間で買取可能です」
この一言で、処分費用の心配から一転、臨時収入への期待に変わりました。
実際の査定プロセスで見えてきたこと
現地調査に来たのは、機械に詳しい専門スタッフでした。単に外観を見るだけでなく、実際に機械を動かして動作確認まで行っていました。
「メンテナンス記録がしっかり残っていますね。これは高評価ポイントです」
日頃の整備が査定額に直結することを、この時初めて知りました。
他社との比較で分かった本当の価値
念のため、他の買取業者にも査定を依頼しました。その結果は以下の通りです:
| 比較項目 | 中古機械買取センター | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| 射出成形機査定額 | 380万円 | 280万円 | 250万円 |
| 現地調査費用 | 無料 | 無料 | 3万円 |
| 搬出作業 | 全て込み | 別途見積 | 別途15万円 |
| 支払いタイミング | 搬出前入金 | 搬出後2週間 | 搬出後1ヶ月 |
| 対応エリア | 全国対応 | 関東・関西のみ | 全国対応 |
数字だけ見ても、中古機械買取センターの優位性は明らかでした。特に搬出前に入金してもらえる点は、資金繰りを考える経営者にとって大きなメリットです。
実際に利用して感じたメリット
1. スピード感のある対応
問い合わせから買取完了まで、わずか2週間。他社では1ヶ月以上かかると言われていたので、この速さには驚きました。

2. 専門知識の豊富さ
査定スタッフは元メーカーのエンジニアだったそうで、機械の価値を正確に見極めてくれました。「この年式のモデルは海外で人気が高い」といった市場動向まで教えてもらえたのは意外でした。
3. 手続きの簡潔さ
面倒な書類作成はほぼ全て代行してくれました。私がやったことは、必要書類にサインするだけ。リース物件の手続きについても相談に乗ってもらえました。
デメリットも正直に
良いことばかりではありません。実際に利用して感じた課題もありました。
1. カスタマイズ機械の評価が厳しい
自社用に改造した機械については、標準仕様より査定額が下がる傾向がありました。汎用性が低いため、再販が難しいからだそうです。
2. 繁忙期の対応遅延
3月の決算期に依頼した際、通常より対応に時間がかかりました。急ぎの場合は、時期を考慮する必要があります。
3. 地方での搬出コスト
全国対応とはいえ、離島や山間部では追加の搬出費用が発生することがあります。事前に確認が必要です。
こんな工場におすすめ
実体験から、以下のような状況の工場には特におすすめできます:
- 設備更新を検討しているが、処分費用が心配
- 使用頻度の低い機械がスペースを占有している
- 事業縮小や移転で機械の処分が必要
- 緊急に資金が必要で、遊休資産を現金化したい
逆に、以下の場合は他の選択肢も検討すべきかもしれません:
- 最新モデルの高額機械(メーカー下取りの方が有利な場合がある)
- 特殊なカスタマイズを施した一品物の機械
- 故障して動作しない機械(部品取りとしての価値しかない)
買取までの具体的な流れ
私の場合の実際のタイムラインを共有します:
| 1日目 | LINEで問い合わせ、写真送信 |
| 2日目 | 概算査定額の提示(300-400万円) |
| 5日目 | 現地調査実施(約2時間) |
| 7日目 | 正式見積書受領(380万円) |
| 10日目 | 契約締結 |
| 13日目 | 入金確認 |
| 14日目 | 搬出完了 |
特筆すべきは、搬出前に全額入金された点です。これにより、安心して機械を引き渡すことができました。
査定額を上げるためのコツ
経験から学んだ、少しでも高く売るためのポイントを紹介します:
1. メンテナンス記録の整理
定期点検や修理の記録があると、査定額が10-15%アップすることがあります。日頃から記録を残しておくことが大切です。
2. 付属品・取扱説明書の保管
オプション品や予備部品、取扱説明書があると評価が上がります。私の場合、保管していた予備金型で査定額が20万円上乗せされました。
3. 清掃・外観の手入れ
見た目の印象は重要です。簡単な清掃だけでも、査定員の印象が変わります。

失敗談から学ぶ注意点
実は、最初の1台は別の業者に安く売ってしまった苦い経験があります。その時の失敗から学んだことを共有します。
相見積もりを取らなかった
「処分費用がかからないだけマシ」と思い、最初に来た業者に即決。後で中古機械買取センターの存在を知り、100万円以上損をしたことが判明しました。
搬出後の支払いを受け入れた
「搬出後1週間以内に振込」という条件を信じた結果、実際の入金は1ヶ月後。資金繰りに影響が出ました。
契約内容の確認不足
搬出費用が別途請求され、結果的に手取り額が大幅に減少。契約書の細かい文字まで確認すべきでした。
工場経営者として感じた価値
単なる機械の売却以上の価値を感じました。それは、保有資産の再評価の機会を得られたことです。
「使わない機械=負債」という固定観念から、「遊休機械=潜在的資産」という考え方に変わりました。実際、その後も定期的に設備の棚卸しを行い、不要な機械は早めに売却するようになりました。
結果として、工場のスペース効率が向上し、新しい設備投資の原資も確保できるようになったのです。
最後に:賢い機械処分のために
工場の片隅で眠る機械は、思わぬ価値を秘めているかもしれません。処分費用を払う前に、一度査定を受けてみることをお勧めします。
中古機械買取センターの利用で学んだのは、情報収集の重要性です。複数の選択肢を比較検討し、最適な判断を下すこと。これは機械売却に限らず、経営全般に通じる教訓でした。
もし今、処分に困っている機械があるなら、まずは写真を撮って問い合わせてみてはいかがでしょうか。私のように、予想外の臨時収入が待っているかもしれません。