「また騙された...」

3社目の格安ホームページ制作会社から届いたメールを見て、私は頭を抱えた。初期費用無料と謳っていた会社から、結局月額8万円の見積もりが届いたのだ。

独立して小さなコンサルティング事務所を立ち上げた私にとって、ホームページは必須だった。でも、制作会社の見積もりは軒並み50万円以上。そんな中で見つけた「格安」の文字に飛びついては、毎回同じような落とし穴にはまっていた。

そんな時、インスタグラムの広告で目にした「だれでもホームページ」。正直、「また同じパターンか」と思いながらも、どうせダメ元だと問い合わせてみた。

その結果、私の事務所は今、月額3,900円でプロ仕様のホームページを運営している。しかも、勝手にアップデートされていく。

なぜ私は3回も失敗したのか

まず、私の失敗談から話そう。これまでに試した3社の実態は以下の通りだった:

  • A社:初期費用0円 → 実際は月額6万円、最低契約期間2年
  • B社:月額2,980円 → デザイン変更は別途10万円
  • C社:完全無料 → テンプレート選択のみ、カスタマイズ不可

どの会社も「格安」「無料」という言葉で釣っておいて、実際は高額な費用がかかる仕組みだった。特にB社の場合、スマホ対応にするだけで追加料金を請求されたのには驚いた。

だれでもホームページの衝撃的な価格設定

だれでもホームページの料金プランを初めて見た時、私は目を疑った。

プラン名 初期費用 月額料金 主な機能
無料お試しプラン ¥0 ¥0 TOPページ(広告付き)
開業プラン ¥10,000 ¥3,200 TOP + 問い合わせフォーム + 名刺制作
標準プラン ¥30,000 ¥3,900 独自ドメイン + メール + 下層2ページ
運用プラン ¥50,000 ¥30,000 コンサルティング + 分析機能付き

最初は「これも何か裏があるはずだ」と疑った。でも、実際に問い合わせてみると、本当にこの価格だった。追加料金なし、隠れたコストなし。

実際に使ってみて分かった「進化型」の意味

私が最も驚いたのは、サービス開始から3ヶ月後のことだった。

ある朝、自分のサイトを確認すると、トップページのスライドショーが新しいエフェクトに変わっていた。最初は「誰かがハッキングしたのか?」と焦ったが、運営からのメールを見て理解した。

「進化型ホームページ」というのは、時代に合わせて自動的にアップデートされるシステムだったのだ。

例えば:

  • スマホのハンバーガーメニューが最新のUIに更新
  • 画像の遅延読み込み機能が追加されてページ速度が向上
  • お問い合わせフォームにスパム対策機能が実装

これらの更新が、追加料金なしで勝手に適用される。通常なら数万円かかるような改修が、月額料金内で行われているのだ。

競合サービスとの徹底比較

公平を期すため、他の格安ホームページ制作サービスと比較してみた。

サービス名 初期費用 月額料金 デザイン サポート 自動更新
だれでもホームページ ¥10,000〜 ¥3,200〜 プロデザイン
ペライチ ¥0 ¥1,980〜 テンプレート ×
ジンドゥー ¥0 ¥990〜 AI自動生成 ×

ペライチやジンドゥーも確かに安い。しかし、実際に使ってみると大きな違いがある

ペライチは確かに月額1,980円から使えるが、これは1ページのみ。企業サイトとして使うには最低でも月額3,980円のプランが必要で、それでも3ページまでしか作れない。

ジンドゥーのAI自動生成は便利に見えるが、結果的に似たようなサイトばかりになってしまう。私の知人も使っていたが、「テンプレート感が拭えない」と悩んでいた。

実際の制作プロセスで感じたメリット・デメリット

メリット

1. 制作スピードが異常に速い

申し込みから7日で公開という謳い文句は本当だった。実際、私の場合は5日で完成した。他社では最低でも1ヶ月はかかっていたので、この速さは革命的。

2. デザインのクオリティが予想以上

正直、この価格帯では期待していなかったが、納品されたサイトは大手企業のコーポレートサイトと遜色ないレベルだった。

3. 面倒な作業は全部お任せ

WordPressの設定やプラグインの選定など、技術的な部分は全て任せられる。私のようなITが苦手な人間には本当に助かる。

デメリット

1. カスタマイズの自由度は限定的

デザインプランから選ぶ形式なので、完全オリジナルデザインを求める人には向かない。ただし、プランのバリエーションは豊富なので、ほとんどの業種に対応できる。

2. 大規模サイトには不向き

100ページを超えるような大規模サイトを作りたい場合は、別のサービスを検討した方がいい。中小企業や個人事業主向けのサービスだと感じた。

6ヶ月使って分かった本当の価値

利用開始から6ヶ月が経過した今、私が感じているのは「安心感」だ。

以前使っていたサービスでは、セキュリティアップデートの度に追加料金を請求され、断ると「セキュリティリスクがある」と脅されたりした。SSL証明書の更新だけで3万円請求された時は、本当に腹が立った。

だれでもホームページでは、そういった「後出し請求」が一切ない。月額料金に全てが含まれている透明性の高さは、小規模事業者にとって計画が立てやすい。

また、実際に問い合わせ数も増えた。開設から3ヶ月で月間15件だった問い合わせが、6ヶ月目には月間28件まで増加。これは明らかにサイトの品質向上によるものだと思う。

どんな人におすすめか

半年間使ってみて、以下のような人には特におすすめできる:

  • 起業したばかりでコストを抑えたい人
  • ITに詳しくないが、質の高いサイトが欲しい人
  • 更新や保守を任せたい人
  • 透明性の高い料金体系を求める人

逆に、以下のような人には向かないかもしれない:

  • 完全オリジナルデザインにこだわる人
  • 100ページ以上の大規模サイトを作りたい人
  • ECサイトなど特殊な機能が必要な人

利用者の声から見える真実

公式サイトに掲載されている利用者の声を見ると、私と同じような経験をしている人が多いことが分かる。

特に印象的だったのは、大学生の星崎さんの事例。サークル運営に月額3,960円でホームページを活用し、メンバー集めに成功しているという。学生でも負担にならない価格設定は、本当に「だれでも」使えるサービスだという証明だろう。

ただし、これらの声を鵜呑みにせず、実際に無料プランで試してみることをお勧めする。私も最初は無料プランから始めて、サービスの質を確認してから有料プランに移行した。

契約前に確認すべきポイント

私の失敗経験から、契約前に必ず確認すべきポイントをまとめた:

  1. 最低契約期間の有無
    だれでもホームページは縛りなし。いつでも解約可能。
  2. 解約時のデータ移行
    サイトデータのエクスポートが可能かどうか要確認。
  3. ドメインの所有権
    独自ドメインを使う場合、所有権が自分にあることを確認。
  4. 追加料金の可能性
    SSL証明書、セキュリティ対策など、後から請求される項目がないか確認。

まとめ:失敗から学んだ教訓

3回の失敗を経て、ようやく納得できるサービスに出会えた。だれでもホームページは完璧なサービスではないが、価格と品質のバランスが取れた現実的な選択肢だと思う。

特に「進化型」というコンセプトは、時代の変化に対応できない中小企業にとって救世主となる可能性がある。自分でWordPressを更新し続けるのは大変だが、このサービスなら勝手に最新の状態を保ってくれる。

もし今、ホームページ制作で悩んでいるなら、まずは無料プランで試してみることをおすすめする。私のように何度も失敗する前に、賢い選択ができることを願っている。

最後に一言。「安い」だけで選ぶと必ず後悔する。大切なのは、支払う価格に見合った価値があるかどうか。その点で、だれでもホームページは十分に検討に値するサービスだと、6ヶ月使った今でも思っている。