妻の転倒事故で知った衝撃の事実...床のコーティング代で14万円も損していた私の失敗談
妻が階段で滑って転倒した。幸い大事には至らなかったが、その時に床を見て愕然とした。築10年の我が家のフローリングは、思っていた以上に傷だらけで、艶も完全に失われていた。
「これ、もっと早くコーティングしておけば...」
後悔しても遅い。妻の安全のためにも、すぐにフロアコーティングを検討することにした。しかし、この決断が私に14万円もの損失を与えることになるとは、この時はまだ知らなかった。
最初の見積もりで受けた衝撃
近所の工務店に見積もりを依頼した。110㎡の自宅にUVコーティングで50万円という金額が提示された。正直、想像していた金額の2倍以上だった。
「でも、家族の安全には代えられない」
そう自分に言い聞かせ、契約書にサインしようとしたその時、妻が一言。
「本当にその金額が適正なの?他の業者とは比較した?」
その一言で、私は自分の甘さに気づかされた。
8社から見積もりを取って判明した恐ろしい真実
ネットで調べていると、フロアコーティングの一括見積もりサービスを見つけた。半信半疑で利用してみると、最大8社から見積もりが届いた。その結果を見て、私は言葉を失った。
| 業者 | コーティング種類 | 見積もり金額 | 保証期間 |
|---|---|---|---|
| A社(最初の業者) | UVコーティング | 50万円 | 20年 |
| B社 | UVコーティング | 42万円 | 25年 |
| C社 | UVコーティング | 38万円 | 20年 |
| D社 | UVコーティング | 36万円 | 30年 |
最安値は36万円。最初の見積もりとの差額はなんと14万円。しかも、最安値の業者の方が保証期間が長いという皮肉な結果だった。
なぜこんなに価格差が生まれるのか?
各業者に直接聞いてみて分かったことがある。フロアコーティング業界には、いくつかの知られざる事実があった。
1. 中間マージンの存在
最初に見積もりを取った業者は、実は下請けに丸投げしていた。つまり、私が払う50万円のうち、かなりの部分が中間マージンとして消えていたのだ。
2. 相見積もりを取らない顧客の心理
業者の営業マンから聞いた話だが、「相見積もりを取る顧客は全体の3割程度」らしい。つまり、7割の人は比較せずに契約しているということだ。
3. 技術力の差はほとんどない
意外だったのは、価格が高い業者と安い業者で、技術力にほとんど差がないということ。使用する材料もほぼ同じ。違うのは営業コストと利益率だけだった。
実際に36万円の業者に依頼した結果
最終的に、保証期間30年で36万円を提示したD社に依頼した。正直、安すぎて不安もあったが、結果は...
施工から1年が経過した今、フローリングは新築時のような輝きを保っている。妻も「滑りにくくなって安心」と喜んでいる。子供たちも裸足で走り回っても、以前のようにツルツル滑ることがなくなった。

フロアコーティングの種類と実際の使用感
一括見積もりを通じて、各社から様々なコーティングの提案を受けた。実際に体験した感想も含めて、それぞれの特徴をまとめてみた。
| コーティング種類 | 価格帯 | 耐久年数 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| UVコーティング | 20-30万円台 | 20-30年 | 最高の耐久性、即日硬化 | 価格が高め、ツヤが強すぎる場合も |
| ガラスコーティング | 15-30万円台 | 15-25年 | 自然な仕上がり、硬度が高い | 施工に1日かかる |
| シリコンコーティング | 15-25万円台 | 10-15年 | 滑り止め効果が最高 | 耐久性がやや劣る |
| ウレタンコーティング | 10-20万円台 | 5-10年 | 価格が安い | 定期的な塗り替えが必要 |
我が家はUVコーティングを選んだが、正直なところ、ツヤが強すぎて最初は違和感があった。でも、1ヶ月もすると慣れてきて、今では掃除のしやすさに感動している。
他社サービスとの比較で見えてきたこと
フロアコーティングの一括見積もりサービスは他にもある。実際に3つのサービスを使ってみた比較結果がこちら。
| サービス名 | 登録業者数 | 見積もり社数 | 対応スピード | 使いやすさ |
|---|---|---|---|---|
| フロアコーティングの窓口 | 全国対応 | 最大8社 | 最短即日 | ◎ |
| A社見積もりサイト | 主要都市のみ | 最大5社 | 2-3日 | ○ |
| B社比較サイト | 全国対応 | 最大3社 | 3-5日 | △ |
フロアコーティングの窓口は、対応の早さと見積もり社数の多さが圧倒的だった。8社から見積もりが来るのは正直多すぎるかなと思ったが、価格の幅を知るには十分な数だった。
💡 見積もり比較で分かった節約のコツ
- 繁忙期(3-4月、9-10月)を避けると5-10%安くなる
- 複数の部屋をまとめて施工すると単価が下がる
- 平日施工なら割引がある業者も
- 見積もり時に「他社と比較している」と伝えると価格交渉しやすい
1年使ってみて感じるメリット・デメリット
良かった点
掃除が驚くほど楽になった。以前は雑巾がけしても汚れが落ちにくかったのに、今は軽く水拭きするだけでピカピカになる。特に子供がジュースをこぼしても、サッと拭くだけで済むのは本当に助かる。
また、床の傷つきにくさも実感している。子供のおもちゃを落としても、以前のような凹みができない。ペットを飼っている友人も「爪の傷がつかなくなった」と喜んでいた。

想定外だったこと
正直に言うと、最初の1週間は化学物質の匂いが気になった。業者からは「F☆☆☆☆取得済みで安全」と説明されていたが、敏感な人は気になるかもしれない。換気をしっかりすれば3日程度で気にならなくなったが、この点は事前に知っておきたかった。
また、ツヤが強すぎて、最初は「ビニールっぽい」と感じることもあった。自然な風合いを重視する人は、ガラスコーティングの方が良いかもしれない。
フロアコーティングで失敗しないための5つのポイント
私の経験から、フロアコーティングで後悔しないためのポイントをまとめた。
1. 必ず複数社から見積もりを取る
これは絶対に外せない。私のように14万円も損する可能性がある。最低でも3社、できれば5社以上から見積もりを取ることをおすすめする。
2. 保証内容を細かく確認する
「30年保証」と言っても、実際の保証範囲は業者によって違う。剥がれだけなのか、変色も含むのか、必ず書面で確認すること。
3. 施工実績を見せてもらう
可能なら、実際の施工現場や過去の施工例を見せてもらうと良い。写真だけでなく、施工から数年経った家を見学できればベスト。
4. アフターサービスの充実度
施工後のメンテナンスや、万が一のトラブル時の対応を確認。24時間対応の業者もあれば、平日のみの業者もある。
5. 口コミだけを信じない
ネットの口コミは参考程度に。実際に見積もりを取って、担当者の対応を見ることが大切。私の場合、口コミが良くても対応が雑な業者もあった。
まとめ:相見積もりで変わった我が家の未来
もし妻の「他と比較した?」の一言がなければ、私は50万円でフロアコーティングをしていた。14万円あれば、家族旅行にも行けるし、子供の習い事も増やせる。
フロアコーティング自体は、やって本当に良かったと思っている。床が傷つかない安心感、掃除の楽さ、そして何より家族が安全に過ごせること。これらは十分に投資する価値がある。
ただし、適正価格で施工することが大前提だ。私のような失敗をしないためにも、必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめする。
最後に、フロアコーティングを検討している人へ。業者選びで迷ったら、まずは一括見積もりで相場を知ることから始めてほしい。それが、後悔しない選択への第一歩だから。

あの日、妻が階段で滑らなければ、フロアコーティングを考えることもなかったかもしれない。でも今は、あの出来事に感謝している。家族の安全と、14万円の節約。両方を手に入れることができたのだから。
