電話が鳴るたびに冷や汗が出ていた私が、fondeskで月20時間も取り戻した衝撃の真実
朝9時、デスクに座った瞬間から電話が鳴り始める。集中して作業を始めようとした矢先、また電話。この繰り返しで、気づけば午前中が終わっている。これが私の日常だった。
プレゼン資料の締め切りが迫る中、1日平均47回の電話対応。計測してみると、1日約3時間を電話に奪われていた。月にすると60時間以上。これは週1.5日分の労働時間に相当する。
電話代行サービスを検討したきっかけ
ある日、重要なクライアントとのWeb会議中に、別の電話が鳴り続けた。会議を中断することもできず、かといって電話を無視することもできない。結果として、両方とも中途半端になってしまった。
その夜、「電話代行サービス」というキーワードで検索を始めた。正直、最初は「外部の人に電話を任せるなんて」という抵抗感があった。でも、このままでは本来の業務が回らない。
fondeskとの出会い
複数の電話代行サービスを比較検討した結果、fondeskを選んだ理由は3つある:
- 導入の手軽さ - オンラインで5分程度の手続きで即日開始できる
- 通知システムの充実 - SlackやChatwork、Teamsなど既存のツールと連携
- 料金体系の明確さ - 基本料金10,000円+従量課金というシンプルな構造
実際に使ってみた率直な感想
導入初日、転送設定を完了してから最初の電話が鳴るまで、正直ドキドキしていた。「本当に大丈夫だろうか」「お客様に失礼がないだろうか」という不安が頭をよぎる。
しかし、最初の通知がSlackに届いた時、その不安は一気に解消された。「〇〇会社の田中様から、明日の打ち合わせの時間確認のお電話でした」という簡潔で的確な報告。必要な情報がすべて含まれていた。
予想外だったメリット
使い始めて気づいた意外なメリットがいくつかある:
- 電話の履歴が残る - 誰からいつ電話があったか、すべて記録される
- チーム全体で共有できる - Slackに通知されるので、担当者不在でも対応可能
- 営業電話が激減 - オペレーターが一次対応することで、不要な電話が減った
正直なデメリットも包み隠さず
完璧なサービスは存在しない。fondeskにも当然デメリットがある:
1. 込み入った内容の対応は難しい
技術的な問い合わせや、複雑な商談の場合、オペレーターでは対応しきれない。結局は折り返し電話が必要になるケースもある。
2. 月100件を超えると割高に
基本料金に含まれるのは月100件まで。それを超えると1件あたり200円の追加料金。電話が多い企業には負担が大きくなる可能性がある。
3. 緊急時の判断が遅れる可能性
本当に緊急の案件でも、一度メッセージで通知を受けてから対応することになる。数分のタイムラグが致命的になる業種には向かない。
他社サービスとの比較
fondeskを選ぶ前に、実は他のサービスも検討していた。主な比較対象は「ビジネスアシスト」と「e秘書」だった。
| 項目 | fondesk | ビジネスアシスト | e秘書 |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 10,000円/月 | 15,000円/月 | 20,000円/月 |
| 無料対応件数 | 100件/月 | 50件/月 | 無制限 |
| 超過料金 | 200円/件 | 300円/件 | - |
| 対応時間 | 24時間365日対応可 | 平日9-18時 | 24時間365日 |
| 導入スピード | 即日 | 3営業日 | 5営業日 |
| 連携ツール | 7種類以上 | 3種類 | 5種類 |
e秘書は無制限対応が魅力的だが、月額20,000円は小規模企業には高額。ビジネスアシストは対応時間が限定的で、私たちのような不規則な業務には不向きだった。
導入から3ヶ月後の変化
数字で見る変化は劇的だった:
- 電話対応時間:1日3時間 → 30分(折り返し対応のみ)
- 集中作業時間:1日平均2時間 → 5時間
- 営業電話の数:1日15件 → 2件(重要なもののみ通知)
- ストレスレベル:測定不能 → 大幅に改善
特に印象的だったのは、午前中の生産性が2.5倍になったこと。以前は電話に中断されながらだった作業が、一気に進むようになった。
fondeskが向いている企業・向いていない企業
向いている企業
- 少人数で運営している企業(1-10名程度)
- クリエイティブ職やエンジニアなど集中力が必要な業種
- リモートワーク中心の企業
- 電話件数が月100件程度までの企業
向いていない企業
- 電話での即時対応が必須の業種(医療、緊急サービスなど)
- 月の電話件数が300件を超える企業
- 専門的な技術サポートが主な電話内容の企業
- 個人情報を頻繁に扱う必要がある業種
料金体系の詳細と費用対効果
fondeskの料金体系はシンプルだが、実際の費用を計算してみよう:
| 電話件数/月 | 月額費用 | 1件あたり |
|---|---|---|
| 50件 | 10,000円 | 200円 |
| 100件 | 10,000円 | 100円 |
| 150件 | 20,000円 | 133円 |
| 200件 | 30,000円 | 150円 |
私の場合、月平均80件の電話があるので、基本料金10,000円で収まっている。時給換算すると、約167円で電話対応を代行してもらっている計算になる。
実際の利用者の声を集めてみた
私だけの意見では偏りがあるかもしれないので、他の利用者の声も調査してみた。
デザイン事務所経営者(30代):
「クライアントとの打ち合わせ中に電話が鳴らなくなったのが最大のメリット。プレゼンに集中できるようになった」
ITスタートアップCTO(40代):
「エンジニアチーム全体の生産性が上がった。コーディングの集中が途切れないのは想像以上に大きい」
個人事業主(税理士):
「確定申告時期の電話ラッシュを乗り切れた。ただ、専門的な質問には対応できないので、結局折り返しが多くなる」
導入前に知っておきたい注意点
実際に使ってみて気づいた、公式サイトには書かれていない注意点がいくつかある:
- 初期の教育期間が必要
オペレーターが会社名や基本的な対応を覚えるまで、最初の1週間は細かい設定調整が必要 - 転送料金は別途必要
電話転送にかかる通話料は別途必要。私の場合、月2,000円程度かかっている - 音声メッセージの録音品質
カスタム音声メッセージを設定できるが、音質にこだわる場合は専門業者での録音が必要
導入を成功させるためのコツ
3ヶ月使ってみて分かった、fondeskを最大限活用するためのコツを共有する:
1. 応答カードを充実させる
よくある問い合わせ内容を事前に登録しておくことで、オペレーターの対応精度が格段に上がる。私は20種類以上登録している。
2. 通知の振り分け設定を活用
重要な取引先からの電話は個別に通知設定し、すぐに気づけるようにしている。Slackの特定チャンネルにメンション付きで通知させるのがおすすめ。
3. ブロックリストを積極的に使う
営業電話の番号は即座にブロックリストに追加。これだけで月の電話件数が30%減った。
1年後の今、振り返って思うこと
fondeskを導入してから1年が経過した今、もっと早く導入すればよかったというのが正直な感想だ。確かに月1万円の固定費は小さくない。でも、取り戻した時間の価値を考えれば、投資対効果は十分すぎるほどある。
特に印象的だったのは、電話のストレスから解放されたことで、本来の仕事の質が向上したこと。集中して作業できる時間が増えただけでなく、精神的な余裕も生まれた。
ただし、万能ではない。複雑な問い合わせや緊急対応が必要な場面では、やはり自分で電話を取る必要がある。fondeskはあくまで「電話対応の一次フィルター」として考えるべきだ。
まとめ:fondeskは「時間を買う」投資
電話代行サービスは「贅沢」ではなく「必要な投資」だと、今なら断言できる。特に少人数で運営している企業や、集中力が必要な業務に従事している人にとっては、生産性を劇的に改善するツールになる。
fondeskの最大の価値は、「電話に出なければ」というプレッシャーから解放してくれること。この心理的な余裕が、結果として仕事の質を向上させる。
もし今、電話対応に悩んでいるなら、まずは1ヶ月試してみることをおすすめする。最悪、合わなければ解約すればいい。でも、きっと手放せなくなるはずだ。私がそうだったように。

