「また落ちた...」

7社目の不採用通知を見た瞬間、スマホを投げ捨てたくなった。製造業の営業として5年働いてきた私が、人材業界への転職を決意してから3ヶ月。一般的な転職エージェント2社を使っても、書類選考すら通過しない日々が続いていた。

そんな時、元同僚から聞いた一言が転機となった。「人材業界って、専門のエージェント使わないと無理ゲーだよ」

なぜ一般的な転職エージェントでは人材業界への転職が難しいのか

人材業界の求人は、実は表に出てこない非公開求人が8割以上を占めている。これは業界関係者から直接聞いた話だが、人材企業は自社の採用力をアピールする意味でも、求人を一般公開することを避ける傾向にあるらしい。

私が最初に利用していた大手転職エージェントの担当者は、正直に言って人材業界のことをほとんど理解していなかった。「営業経験があれば大丈夫ですよ」という曖昧なアドバイスしかもらえず、結果として的外れな企業ばかり紹介されていた。

HR CAREER AGENTを実際に利用してみた結果

藁にもすがる思いでHR CAREER AGENTに登録した私は、初回面談で衝撃を受けた。担当の中元さんは、開口一番こう言った。

「山田さんの経歴だと、リクルーティングアドバイザーよりもキャリアアドバイザーの方が向いていますね。製造業での顧客折衝経験は、求職者の悩みを理解する上で大きな強みになります」

この一言で、私は「この人は本当に人材業界を理解している」と確信した。実際、その後の支援内容は期待以上だった。

書類通過率60%の秘密

HR CAREER AGENTの書類添削は、正直言ってかなり厳しかった。最初に提出した職務経歴書は、赤ペンでびっしりと修正が入って返ってきた。

  • 「製造業での営業実績」→「課題解決型営業で培った傾聴力とソリューション提案力」
  • 「売上目標120%達成」→「顧客の潜在ニーズを引き出し、提案型営業で新規開拓20社獲得」
  • 「チームリーダー経験」→「5名のメンバーマネジメントを通じた組織開発スキル」

このように、人材業界で評価される要素に置き換えていく作業は、まさに目から鱗だった。

面接対策の充実度

平均5.2回という面接対策回数は伊達じゃなかった。私の場合、最終的に計7回の模擬面接を受けた。特に印象的だったのは、実際の人材企業の面接官経験者による模擬面接だ。

「なぜ人材業界を志望するのか?」という質問に対して、私は最初「人の役に立ちたいから」と答えていた。すると面接官役の方から、

「それでは保険も医療も全部当てはまりますよね。なぜ『人材』なのかを明確にしないと、人材企業の面接は通りません」

という鋭い指摘を受けた。この指摘のおかげで、私は自分の志望動機を根本から見直すことができた。

他社サービスとの徹底比較

実は私、HR CAREER AGENTを利用する前に、他の転職エージェントも検討していた。その経験を踏まえて、主要3社を比較してみる。

項目 HR CAREER AGENT R社 D社
人材業界特化
書類通過率 60% 約25% 約30%
面接対策回数 平均5.2回 1-2回 2-3回
入社後サポート ×
求人数 人材業界に限定 全業界対応 全業界対応
費用 無料 無料 無料

R社とD社は、確かに求人数は多い。しかし、人材業界の求人となると話は別だ。担当者も人材業界の知識が浅く、「とりあえず応募してみましょう」というスタンスが目立った。

正直な不満点も含めて

ここまで良い点ばかり書いてきたが、HR CAREER AGENTにも改善してほしい点はあった。

1. 連絡頻度が多すぎることがある

書類選考が進み始めると、1日に3〜4回電話がかかってくることもあった。仕事中は出られないことも多く、正直少しストレスを感じた時期もある。ただ、この点を伝えると「メール連絡中心に切り替えます」と柔軟に対応してもらえたので、大きな問題にはならなかった。

2. 人材業界以外の選択肢がない

これは特化型エージェントの宿命だが、転職活動を進める中で「やっぱり別の業界も見てみたい」と思っても、HR CAREER AGENTでは対応できない。私の場合、途中でIT業界の求人にも興味を持ったが、結局別のエージェントに登録する必要があった。

3. 地方求人が少ない

私は東京在住だったので問題なかったが、地方の友人が利用しようとしたところ、求人がほとんどなかったらしい。人材業界の求人は東京・大阪に集中している傾向があるため、地方在住者には厳しいかもしれない。

実際の転職結果

最終的に私は、HR CAREER AGENTを通じて3社から内定を獲得した。その中から選んだのは、中堅人材紹介会社のキャリアアドバイザー職だ。

  • 年収:430万円 → 560万円(130万円UP)
  • 勤務地:東京都内(希望通り)
  • 業務内容:IT・Web業界特化のキャリアアドバイザー

入社から8ヶ月が経った今、月間3〜4名の転職支援を成功させられるようになった。これもHR CAREER AGENTの入社後サポートのおかげだと思っている。

入社後サポートの実態

入社後のサポートは、正直期待以上だった。特に役立ったのは以下の3つ。

1. 現役トップコンサルタントによる勉強会

月1回、オンラインで開催される勉強会では、実際に高い成果を出している現役コンサルタントから直接ノウハウを学べた。例えば、「求職者の本音を引き出す質問技法」や「企業への推薦文の書き方」など、実践的な内容ばかりだった。

2. 同期入社組とのコミュニティ

HR CAREER AGENT経由で人材業界に転職した人たちのコミュニティがあり、情報交換ができる。違う会社に入社した同期と悩みを共有できるのは、想像以上に心強かった。

3. 定期的なフォローアップ面談

入社後3ヶ月、6ヶ月のタイミングで、担当アドバイザーとの面談がある。仕事の悩みや今後のキャリアプランについて相談でき、転職後も見守ってもらえている安心感がある。

HR CAREER AGENTが向いている人・向いていない人

私の経験を踏まえて、HR CAREER AGENTの利用が向いている人と向いていない人を整理してみた。

向いている人

  • 人材業界への転職意欲が明確な人
  • 書類選考で苦戦している人
  • 人材業界の仕事内容を詳しく知りたい人
  • 入社後も継続的なサポートを求める人
  • 東京・大阪での勤務が可能な人

向いていない人

  • 複数業界を並行して検討したい人
  • 地方での転職を希望する人
  • とにかく多くの求人を見たい人
  • マイペースに転職活動を進めたい人

利用前に知っておくべきこと

HR CAREER AGENTを利用する前に、以下の点は理解しておいた方がいい。

1. 本気度を試される
初回面談では、かなり突っ込んだ質問をされる。「なんとなく人材業界に興味がある」程度では、サポートを断られる可能性もある。

2. 書類添削は覚悟が必要
添削の赤ペンの多さに、最初はショックを受けるかもしれない。でも、それを乗り越えた先に高い書類通過率がある。

3. 面接対策は体力勝負
平日の夜や土日に模擬面接が入ることも多い。転職活動期間中は、かなりハードなスケジュールになることを覚悟しておいた方がいい。

まとめ:人材業界への転職なら使わない理由がない

7社連続で落ちた私が、3社から内定を獲得できたのは、間違いなくHR CAREER AGENTのおかげだ。人材業界に特化しているからこその専門性と、入社後まで見据えたサポート体制は、他のエージェントでは得られない価値だと思う。

ただし、万能ではない。人材業界以外の選択肢も検討したい人や、地方での転職を希望する人には向かない。また、本気で人材業界を目指す覚悟がない人には、正直おすすめしない。

それでも、「人材業界で働きたい」という明確な意志がある人なら、HR CAREER AGENTは最良の選択肢だ。無料で利用できるのだから、まずは相談してみる価値は十分にある。

私のように、一般的な転職エージェントで苦戦している人がいたら、ぜひ一度試してみてほしい。人材業界への扉は、思っているよりも近くにあるかもしれない。