朝6時23分。いつものように愛猫ミルクの激しい鳴き声で目が覚めた。でも今朝は何かが違う。ベッドの上で必死に私を起こそうとしているはずのミルクがいない。寝ぼけ眼で部屋を見渡すと、窓際で静かに外を眺めている彼女の姿があった。

これが、我が家に「ねこゴロン」がやってきて3週間後の朝の光景だ。

購入のきっかけは「猫の運動不足」という獣医師の一言

正直に告白すると、私はキャットタワーに対して偏見を持っていた。場所を取るし、掃除が大変そうだし、何より部屋のインテリアを台無しにしそう...そんな理由で5年間も購入を躊躇していた。

しかし、先月の健康診断で獣医師から「ミルクちゃん、ちょっと太り気味ですね。室内飼いの猫は運動不足になりがちなので、上下運動できる環境を作ってあげてください」と指摘されてしまった。体重5.2kg。理想は4kg前後だという。

その夜、罪悪感に駆られながらキャットタワーを検索していて出会ったのが、この窓枠設置型の「ねこゴロン」だった。

想像を超えた省スペース設計

商品が届いた時の第一印象は「え、これだけ?」だった。2つの段ボールに分かれて届いたが、どちらも驚くほどコンパクト。重さも合わせて7.2kgと、女性一人でも楽々運べる。

組み立ては意外にもシンプルだった。説明書を見ながら30分程度で完成。ただし、電動ドライバーがあればもっと楽だったと後から思った。手動のドライバーだと、窓枠への固定時に少し力が必要だ。

設置場所の選定で気づいた意外な落とし穴

我が家にはリビングと寝室、そして廊下に面した小窓の3箇所に設置可能な窓があった。最初はリビングの大きな窓に設置しようと思ったが、カーテンレールとの干渉を考えて断念。結局、廊下の小窓に設置することにした。

ここで重要なのが窓枠の材質確認。我が家は築15年の賃貸マンションで、幸い窓枠は木製だった。でも友人宅はアルミ製で設置不可能だったそうだ。購入前の確認は本当に大切。

3週間使ってわかった予想外のメリット

1. 猫の生活リズムが規則正しくなった

これは全く予想していなかった効果だった。窓際という特等席を手に入れたミルクは、朝は日の出とともに起き、夕方は夕日を眺めながらまどろむようになった。以前のように深夜に暴れることが激減し、私の睡眠の質も向上した。

2. 爪とぎ被害が減った

高い場所への移動で自然と爪が削れるのか、ソファーや壁紙への爪とぎが目に見えて減った。これだけでも元が取れた気がする。

3. 来客時の猫の居場所ができた

人見知りのミルクは、来客があると必ずベッドの下に隠れていた。でも今は高い位置から安心して様子を伺えるようになり、ストレスが減ったように見える。

正直に語る、使って感じたデメリット

良いことばかり書いても信憑性に欠けるので、実際に使って感じた不満点も正直に書いておく。

カーテンの開閉に制限が出る

これは設置前から覚悟していたが、やはり少し不便。特に掃除の時にカーテンを全開にできないのは地味にストレス。我が家は結局、ブラインドに変更することで解決した。

取り外しが面倒

賃貸なので引っ越しの際は取り外す必要があるが、一度設置すると取り外すのは結構大変そう。ネジ穴の補修も必要になるだろう。

多頭飼いには工夫が必要

耐荷重は21kgあるが、実際に2匹以上が同時に使うとなると、棚板1枚あたり7kgという制限が気になる。大型猫や活発な猫の多頭飼いには向かないかもしれない。

他社製品との徹底比較

購入前に検討した他社製品と実際に比較してみた。

項目 ねこゴロン RAKU 突っ張り型 アイリスオーヤマ 据置型
価格帯 15,000円前後 8,000円前後 6,000円前後
設置方法 窓枠ネジ固定 天井突っ張り 床置き
省スペース性 ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆
安定性 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★★
賃貸対応 △(要相談)
掃除のしやすさ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★☆☆☆

価格は確かに高めだが、省スペース性と掃除のしやすさは圧倒的。特に一人暮らしや狭い部屋での使用を考えると、この差は大きい。

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オプションパーツで広がる可能性

基本セットで十分満足していたが、別売りのアクリル棚板を追加購入してみた。これが思いのほか良かった。

透明な棚板から見える肉球は、まさに「ニャンスタ映え」の極み。来客時の話題作りにも一役買っている。ただし、透明な分、汚れが目立ちやすいのが難点。週に一度は拭き掃除が必要だ。

ボックスタイプも気になっているが、ミルクが狭い場所を好まないタイプなので購入は見送っている。猫の性格によって必要なオプションが変わるのは面白い。

設置から1ヶ月、体重の変化は?

肝心の運動不足解消効果だが、1ヶ月で体重は5.2kgから4.9kgに減少。劇的な変化ではないが、確実に運動量は増えている。

特に朝晩の「ねこゴロンタイム」と呼んでいる時間帯は、上り下りを繰り返して活発に動いている。以前は寝てばかりいた昼間も、窓の外を眺めている時間が増えた。

購入を検討している人へのアドバイス

こんな人におすすめ

  • 賃貸でも猫に高い場所を与えたい人(ただし要確認)
  • 部屋が狭くて大型キャットタワーが置けない人
  • 掃除を楽にしたい人
  • インテリアにこだわりがある人
  • 窓際が好きな猫を飼っている人

購入前に必ずチェックすべきこと

  1. 窓枠の材質(木製でないと設置不可)
  2. 窓枠の奥行き(3cm以上必要)
  3. 賃貸の場合は管理会社への確認
  4. カーテンレールとの干渉
  5. 猫の体重と性格(大型猫や活発すぎる猫は要注意)

まとめ:小さな投資で得られた大きな変化

「たかがキャットタワー」と思っていた自分を叱りたい。ねこゴロンは単なるペット用品ではなく、猫と人間の生活の質を向上させるツールだった。

確かに安くはない。設置にも多少の手間がかかる。でも、窓際で幸せそうに外を眺めるミルクの姿を見ていると、この投資は間違っていなかったと確信する。

朝の目覚まし代わりの激しい鳴き声はなくなったが、代わりに窓際から聞こえてくる小さな「ニャー」という声で目覚める朝も悪くない。むしろ、これが我が家の新しい日常になった。

キャットタワーの購入を迷っている人がいたら、まず自分の生活環境と猫の性格をよく観察してみてほしい。そして、もし条件が合うなら、ねこゴロンは確実に選択肢の一つになるはずだ。

ただし、過度な期待は禁物。これはあくまで猫の生活を豊かにする道具の一つ。大切なのは、猫との時間を大切にする気持ちだということを忘れないでほしい。

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