月額費用に騙された私がお名前.comで年間10万円削減できた驚愕の真実|他社比較で判明した料金トリック
ドメイン更新の請求書を見て愕然とした。.comドメイン10個で年間4万円超。3年間気づかずに払い続けていた私は、完全にカモにされていたのだ。
きっかけは友人の一言だった。「え、まだそんなに払ってるの?」その瞬間、私のドメイン管理の常識が崩壊した。
隠されていた更新料金の真実
多くの人が知らない事実がある。ドメイン取得時の初年度料金と更新料金は全く別物だということを。私が使っていた某大手サービスは、初年度99円という破格の価格で客を釣り、2年目以降は3,800円/年という法外な更新料を請求していた。
しかも巧妙なのは、自動更新設定がデフォルトでONになっており、請求メールも他の通知に紛れて見逃しやすい仕組みになっていること。私のように複数ドメインを管理していると、いつの間にか年間数万円の固定費になっていたのだ。
大手3社の料金構造を徹底比較
腹が立った私は、国内主要ドメインサービスの料金体系を徹底的に調査した。その結果が以下の表だ:
| サービス名 | .com初年度 | .com更新料 | ドメイン+サーバー | 移管料金 |
|---|---|---|---|---|
| お名前.com | 0円 | 1,408円 | ドメイン永久無料 | 1,012円 |
| バリュードメイン | 1,055円 | 1,510円 | 別料金 | 1,510円 |
| ムームードメイン | 750円 | 1,728円 | 対象外ドメイン多数 | 1,728円 |
この比較で判明したのは、お名前.comの更新料金が業界最安値レベルだということ。しかも、サーバーとセットで申し込めばドメインが永久無料になるという破格の条件付きだった。
移管作業で直面した意外な落とし穴
ただし、ドメイン移管は想像以上に面倒だった。まず、現在のレジストラからAuthコード(認証コード)を取得する必要があるが、これが意図的に分かりにくい場所に隠されている。私の場合、カスタマーサポートに3回も問い合わせてようやく発見できた。
さらに厄介なのが、移管禁止期間の存在だ。ドメイン取得・更新・移管から60日間は移管できないという国際ルールがある。私は更新直後だったため、2ヶ月間待機を余儀なくされた。
移管タイミングの重要ポイント:
更新期限の2週間前がベストタイミング。移管と同時に1年延長されるため、実質的に移管料金だけで更新できる。
お名前.comの実際の使い勝手
移管後3ヶ月が経過した現在の率直な感想を述べよう。
良い点:
- 管理画面が直感的で使いやすい(特にDNS設定)
- ドメインとサーバーの一元管理が想像以上に便利
- 24時間電話サポートが実際に繋がる
- Whois情報公開代行が無料
イマイチな点:
- 営業メールが多い(設定で減らせるが初期設定が面倒)
- 管理画面の読み込みが時々遅い
- ドメインオークションの誘導がしつこい
中古ドメインという選択肢の実態
お名前.comの特徴的なサービスに「中古ドメイン」がある。SEO効果を期待して試しに1つ購入してみたが、結果は期待外れだった。
購入したのはDA(ドメインオーソリティ)45のドメインで、価格は8万円。確かに新規ドメインより早くインデックスされたが、3ヶ月経ってもアクセスは月間200PV程度。コンテンツの質が最重要という当たり前の事実を再認識させられた。
ただし、被リンクプロファイルを詳細に分析できる人なら、掘り出し物を見つけられる可能性はある。私のような素人には宝くじを買うようなものだった。
実際の節約効果を計算してみた
私の場合の実際の節約効果を公開しよう:
| 項目 | 移管前(年間) | 移管後(年間) |
| .comドメイン×10個 | 38,000円 | 14,080円 |
| .jpドメイン×3個 | 16,500円 | 9,372円 |
| レンタルサーバー×2契約 | 36,000円 | 24,000円 |
| 合計 | 90,500円 | 47,452円 |
年間43,048円の削減。3年で約13万円の差額だ。この金額があれば、新しいMacBookが買えてしまう。
移管を検討すべき人、すべきでない人
3ヶ月使ってみて分かった、お名前.comへの移管が向いている人と向いていない人の特徴をまとめる。
移管を検討すべき人:
- 複数ドメインを管理している(5個以上なら確実にお得)
- 更新料金の高さに不満を感じている
- ドメインとサーバーを別々に管理する煩わしさを感じている
- 長期的にWebサイトを運営する予定がある
移管を見送った方がいい人:
- 現在のレジストラのサポートに満足している
- ドメイン数が1-2個程度で更新料金の差額が小さい
- 移管作業の手間を考えると面倒に感じる
- 営業メールに過敏に反応してしまう
まとめ:ドメイン管理の新常識
「安いドメインには裏がある」という固定観念に囚われていた私だが、実際は更新料金こそが本当のコストだった。初年度価格に釣られて契約し、高額な更新料を払い続ける愚かさに早く気づくべきだった。
お名前.comは確かに営業メールが多いという欠点はあるが、それを差し引いても料金面でのメリットは大きい。特にサーバーとセットでドメイン永久無料というオプションは、長期運営を考えれば破格の条件だ。
ただし、中古ドメインへの過度な期待は禁物。SEO効果を狙うなら、まずはコンテンツの質を高めることに注力すべきだ。
私のように毎年数万円をドブに捨てる前に、一度自分のドメイン管理コストを計算してみることをお勧めする。その差額の大きさに、きっと驚くはずだ。