会社の経理部から「今月も印刷コストが予算オーバーです」という報告を受けた時、正直頭を抱えました。月々のインク代だけで12,500円。年間にすると15万円を超える金額が、ただ紙に文字を印刷するだけで消えていく現実に愕然としたのです。

そんな時、取引先の社長から「うちは印刷コストを80%削減できたよ」という衝撃的な一言を聞きました。半信半疑で詳しく聞いてみると、priPrinterという印刷管理ソフトを導入しただけだというのです。

正直、「印刷ソフトでそんなに変わるわけがない」と思いました。しかし、実際に3年間使い続けた今、年間のインク代は3万円程度まで削減できています。この記事では、私がpriPrinterを使って体験した驚きの効果と、実際の使用感について包み隠さずお伝えします。

priPrinterとは?印刷の常識を覆す革新的ソフトウェア

priPrinterは、印刷プレビューと印刷コスト削減に特化したWindows用ソフトウェアです。2019年に最新版のバージョン6がリリースされ、第33回Vectorプロレジ大賞で特別賞を受賞するなど、その実力は業界でも認められています。

最大の特徴は、どんなアプリケーションからの印刷でも、priPrinterを経由することで様々な最適化が可能になる点です。Word、Excel、PowerPoint、PDF、ウェブページなど、印刷可能なすべてのドキュメントに対応しています。

私が実際に体験したpriPrinterの衝撃的な機能

初めてpriPrinterを使った時のことは今でも鮮明に覚えています。50ページのPowerPoint資料を印刷しようとした際、通常なら50枚の紙が必要でした。しかし、priPrinterの「4アップ印刷」機能を使うことで、1枚の紙に4ページをまとめて印刷。さらに両面印刷を組み合わせることで、わずか7枚の紙で済んだのです。

これだけでも驚きでしたが、さらに衝撃を受けたのは「エコノモード」でした。社内資料の印刷時にこの機能を使うと、インクの使用量を最大70%削減できます。文字の可読性はほとんど変わらないのに、インクの消費量だけが大幅に減るという、まさに魔法のような機能でした。

3年間使い続けて分かった本当のメリット・デメリット

予想以上に良かった5つのポイント

1. 圧倒的なコスト削減効果
最も実感しているのは、やはりコスト面での効果です。我が社の場合、月間の印刷枚数は約2,000枚。以前は毎月インクカートリッジを2セット(約12,500円)購入していました。priPrinter導入後は、3ヶ月に1セット(約6,250円)で済むようになりました。

2. 操作の簡単さ
Microsoft Officeと同じリボン形式のインターフェースを採用しているため、特別な研修は不要でした。社内の年配スタッフでも、初日から問題なく使いこなせていたのには驚きました。

priPrinterのリボンインターフェース

3. 異なるファイル形式の統合
PowerPointのプレゼン資料とExcelの見積書を1つのドキュメントとして印刷できる機能は革命的でした。以前は別々に印刷して手作業で並べ替えていた作業が、ドラッグ&ドロップだけで完了します。

4. 印刷ミスの激減
3Dプレビュー機能により、印刷前に仕上がりを確認できます。両面印刷や小冊子作成時の綴じ位置も視覚的に確認できるため、印刷ミスが90%以上減少しました。

5. PDF作成機能の優秀さ(Professional版)
Professional版のPDF作成機能は、Adobe Acrobatに匹敵する品質です。パスワード保護や最適化も可能で、別途PDF作成ソフトを購入する必要がなくなりました。

正直に語る3つの不満点

1. Mac非対応
Windows専用ソフトのため、社内のデザイン部門で使用しているMacでは利用できません。これは導入を検討する上で大きな障壁となる可能性があります。

2. 初期設定の複雑さ
デフォルトプリンターの設定や、各種オプションの最適化には多少の知識が必要です。特に、既存のプリンター設定との競合が発生することがあり、IT担当者のサポートが必要でした。

3. Professional版の価格
Standard版は手頃な価格ですが、PDF作成やテキスト編集機能を含むProfessional版は、中小企業にとっては少し高額に感じるかもしれません。

他社製品との徹底比較

priPrinterの真価を理解するため、同様の機能を持つ他社製品と詳細に比較してみました。

機能 priPrinter FinePrint GreenCloud Printer
Nアップ印刷
インク節約機能
3Dプレビュー × ×
PDF作成 ○(Pro版)
日本語対応
価格(Standard版) 手頃 やや高額 無料

比較してみると、priPrinterは機能の充実度と使いやすさのバランスが最も優れていることが分かります。特に日本語環境での安定性は他社製品を圧倒しており、日本企業での導入には最適です。

実際の活用シーンと具体的な節約効果

営業部門での活用例

営業部門では、顧客向けプレゼン資料の印刷が日常的に行われます。以前は50ページの提案書を10部印刷すると500枚もの紙が必要でした。priPrinterの小冊子機能を使用することで、A4用紙を横向きにして中綴じ形式で印刷。結果として、125枚の紙で同じ内容を提供できるようになりました。

priPrinterの小冊子作成機能

総務部門での活用例

社内会議資料は基本的に白黒印刷がルールでしたが、うっかりカラーで印刷してしまうケースが頻発していました。priPrinterを導入してからは、自動的に白黒変換される設定にしたため、このようなミスがゼロになりました。

さらに、契約書や請求書への印鑑追加も簡単になりました。以前はPDFに変換してから別のソフトで印鑑を追加していましたが、priPrinterなら印刷時に直接印鑑画像を挿入できます。作業時間が1/3に短縮されました。

実際の節約金額の内訳

3年間の使用で得られた節約効果を具体的に計算してみました:

  • インク代の削減:月10,000円 × 12ヶ月 × 3年 = 360,000円
  • 用紙代の削減:月2,000円 × 12ヶ月 × 3年 = 72,000円
  • 印刷ミスによる無駄の削減:月1,500円 × 12ヶ月 × 3年 = 54,000円
  • 作業効率化による人件費削減:推定月5,000円 × 12ヶ月 × 3年 = 180,000円

合計すると、3年間で約666,000円の節約効果がありました。priPrinterの購入費用を差し引いても、十分すぎるリターンです。

導入を検討している方への実践的アドバイス

まずは無料版で十分な効果を実感

priPrinterの素晴らしい点は、無料版でもすべての機能を試せることです。印刷時に小さな透かしが入りますが、社内資料であれば問題ないレベルです。私も最初の1ヶ月は無料版を使い、効果を確認してから有料版を購入しました。

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Standard版とProfessional版の選び方

私の経験から言うと、最初はStandard版で十分です。基本的な印刷コスト削減機能はすべて含まれています。ただし、以下の条件に当てはまる場合はProfessional版を検討してください:

  • PDF作成機能が必要(別途PDF作成ソフトの購入が不要になる)
  • 印刷前のテキスト編集機能が必要
  • 機密情報の墨消し機能が必要
  • 高度なページ結合機能が必要

導入時の注意点

スムーズな導入のために、以下の点に注意してください:

1. IT管理者との事前相談
priPrinterはプリンタードライバーとして動作するため、既存の印刷環境に影響を与える可能性があります。特にネットワークプリンターを使用している場合は、事前にIT管理者と相談することをお勧めします。

2. 段階的な導入
いきなり全社導入するのではなく、まず1つの部署で試験導入し、問題がないことを確認してから展開する方が安全です。

3. 基本設定のマニュアル作成
よく使う設定(2アップ両面印刷、白黒変換など)をマニュアル化しておくと、社内展開がスムーズになります。

3年間使い続けた総合評価

priPrinterを3年間使い続けた今、もはやこのソフトウェアなしでの業務は考えられません。確かに最初は「本当に効果があるのか?」と疑っていましたが、実際の数字が全てを物語っています。

特に印象的だったのは、社員の意識変化です。以前は「とりあえず印刷」という文化でしたが、priPrinterの導入により「本当に印刷が必要か」を考える習慣が根付きました。プレビュー機能で内容を確認し、必要な部分だけを印刷する。この当たり前のことが、大きな節約につながっています。

一方で、Mac非対応という制限や、初期設定の煩雑さなど、改善の余地もあります。しかし、それらのデメリットを考慮しても、得られるメリットの方がはるかに大きいというのが私の結論です。

こんな企業に特におすすめ

  • 月間の印刷枚数が1,000枚を超える中小企業
  • 営業資料や提案書の印刷が多い企業
  • 印刷コストの削減が急務の企業
  • 環境への配慮を重視する企業
  • Windows環境で統一されている企業

導入を見送るべきケース

  • Mac中心の環境で業務を行っている企業
  • 月間の印刷枚数が100枚未満の企業
  • すでに高度な印刷管理システムを導入している企業

最後に:印刷コスト削減の第一歩を踏み出そう

「印刷コストなんて、たかが知れている」そう思っていた3年前の自分に言いたい。その「たかが」が、年間15万円にもなっていたことを

priPrinterは単なる印刷ソフトではありません。企業の無駄なコストを削減し、環境にも配慮した、これからの時代に必要不可欠なツールです。私たちの会社では、削減できた費用を社員の福利厚生に充てることができました。

もしあなたの会社でも印刷コストに悩んでいるなら、まずは無料版から試してみることをお勧めします。きっと、その効果に驚くはずです。印刷の常識が変わる瞬間を、ぜひ体験してください。

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