銀行から融資を断られた瞬間、私は愕然とした。理由は「オフィスの実態が確認できない」という一言。自宅を事業所として登記していた私は、信用力の低さを痛感することになった。

この経験が、私をバーチャルオフィスの世界へと導いた。そして2年後、年間200万円以上のコスト削減を実現しながら、事業は順調に成長している。

実際のオフィス賃料との衝撃的な差額

東京都心でオフィスを借りようとすると、どれくらいの費用がかかるか知っているだろうか?私が最初に検討した渋谷の小さなオフィスは、月額18万円。初期費用を含めると、スタート時点で100万円近い出費が必要だった。

一方、レゾナンスのバーチャルオフィスは月額990円。この差額を年間で計算すると:

  • 実オフィス:18万円 × 12ヶ月 = 216万円
  • バーチャルオフィス:990円 × 12ヶ月 = 11,880円
  • 年間差額:約214万円

この数字を見た時、私は即座に決断した。

レゾナンス公式

法人登記で直面した予想外の問題

起業当初、私は自宅マンションで法人登記を試みた。しかし、管理規約で商業利用が禁止されていることが判明。さらに、自宅住所を公開することへの不安も大きかった。

レゾナンスを選んだ最大の理由は、この法人登記問題を一気に解決できたことだ。東京都港区北青山という一等地の住所を使えるようになり、名刺交換の際の相手の反応が明らかに変わった。

郵便物転送サービスの意外な落とし穴

正直に言うと、郵便物の転送サービスには最初戸惑った。週1回の転送では遅いのではないか?しかし実際に使ってみると、写真通知サービスが想像以上に便利だった。

届いた郵便物はすぐにスマホで確認でき、急ぎの書類は即日転送(追加料金1,100円)も可能。むしろ、毎日郵便受けを確認する必要がなくなり、効率的になった。

銀行口座開設の現実的な成功率

バーチャルオフィスで最も心配されるのが、法人口座の開設だろう。私も同じ不安を抱えていた。しかし、レゾナンスの口座開設率98.8%という数字は伊達ではなかった。

実際に私が経験した流れ:

  1. レゾナンスから紹介された4つの銀行から選択
  2. 必要書類の準備(レゾナンスがサポート)
  3. 銀行面談(バーチャルオフィス利用を正直に説明)
  4. 2週間で口座開設完了

特に印象的だったのは、銀行側もバーチャルオフィスの利用に理解があったこと。時代は確実に変わっている。

競合サービスとの徹底比較

レゾナンスを選ぶ前に、私は主要な競合サービスも検討した。以下が実際に比較した結果だ:

サービス名 月額料金 法人登記 郵便転送 電話転送 会議室
レゾナンス 990円~ 週1回/月1回 2,200円~ 全店舗
Karigo 3,300円~ 月4回 別料金 一部店舗
ナレッジソサエティ 4,950円~ 週1回 込み 千代田区のみ

価格だけ見ればレゾナンスが圧倒的に安いが、サービスの質に差があるのではないかと最初は疑っていた。しかし、2年間使ってみて、むしろサービスの充実度に驚いている。

レゾナンスのサービス

コワーキングスペースの実際の使い心地

月額990円のプランでも、コワーキングスペースが使えるというのは正直信じられなかった。実際に渋谷駅前店を利用してみると、17席のワークスペースは清潔で快適。Wi-Fiも安定している。

ただし、混雑時は席が埋まることもある。特に平日の午後2時〜5時は利用者が多い。早朝や夕方以降は比較的空いているので、時間を調整できる人には問題ない。

電話秘書サービスの意外な効果

最初は必要ないと思っていた電話秘書サービス(月額4,400円)だが、3ヶ月目から追加した。理由は単純で、営業電話の対応に疲れたからだ。

このサービスを導入してから:

  • 不要な営業電話が激減
  • 重要な電話はメールで内容通知
  • クライアントからの印象が向上
  • 集中して仕事ができる時間が増えた

月額4,400円の投資対効果は、予想をはるかに超えていた。

会社設立サポートの実体験

レゾナンスの「スマホde会社設立」サービスは、収入印紙代4万円が0円になるという触れ込みだった。半信半疑で利用したが、これは本当だった。

通常の会社設立費用:

  • 定款認証手数料:5万円
  • 収入印紙代:4万円
  • 登録免許税:15万円
  • 行政書士手数料:5〜10万円

レゾナンス経由の場合:

  • 定款認証手数料:5万円
  • 収入印紙代:0円
  • 登録免許税:15万円
  • 行政書士手数料:5,500円のみ

トータルで約13万円以上の節約になった。

実際に感じたデメリット

2年間使ってきて、もちろん完璧ではない部分もある。正直に書くと:

  1. 来客対応ができない - 実際のオフィスではないので、クライアントを呼べない
  2. 荷物の受け取り制限 - 大型荷物や冷蔵・冷凍品は受け取れない
  3. スタッフ常駐時間 - 店舗により異なるが、基本は平日9:00-18:00
  4. 追加オプションの積み重ね - 全てのサービスを使うと月額1万円を超える

特に来客対応については、近くのカフェやレンタル会議室を利用することで解決している。レゾナンスの会議室も時間制で借りられるが、頻繁に使うなら別の選択肢も検討すべきだ。

異業種交流会の予想外の成果

毎月開催される会員交流会は、最初は「どうせ名刺交換会でしょ」と思っていた。しかし、参加してみると質の高い出会いがあった。

実際に交流会で出会った人との成果:

  • Web制作の仕事を3件受注(合計120万円)
  • 税理士との顧問契約(相場より30%安い)
  • 共同プロジェクトの立ち上げ(現在進行中)

30,000社以上の会員がいるということは、それだけビジネスチャンスも多いということだ。

レゾナンス

2年間の総合的なコスト分析

最後に、2年間でかかった実際の費用を公開する:

項目 月額 2年間合計
基本プラン 990円 23,760円
電話転送(途中から) 2,200円 39,600円
電話秘書(途中から) 4,400円 92,400円
郵便物都度転送(平均) 2,200円 52,800円
合計 約9,790円 208,560円

実オフィスなら2年間で432万円かかっていたところを、約21万円で済ませた。差額は約411万円。この資金を事業投資に回せたことが、成長の大きな要因となった。

レゾナンスが向いている人、向いていない人

2年間の経験を踏まえて、レゾナンスが向いている人は:

  • スタートアップや個人事業主
  • リモートワークが中心の企業
  • 初期投資を抑えたい起業家
  • 都心の一等地住所が必要な人
  • 来客が少ないビジネスモデル

逆に向いていない人:

  • 頻繁に来客がある業種
  • 大量の在庫を扱う物販業
  • 常時スタッフが必要な業務
  • 特殊な設備が必要な事業

今後のバーチャルオフィス業界の展望

コロナ以降、働き方は劇的に変化した。オフィスを持たない企業が当たり前になりつつある今、バーチャルオフィスの需要は確実に増えている。

レゾナンスも進化を続けており、最近では:

  • AI対応の電話秘書サービス検討中
  • メタバース空間でのバーチャル会議室
  • 電子契約との連携強化
  • 海外展開の可能性

月額990円という価格設定は、おそらく将来的には値上げされる可能性が高い。今のうちに契約しておくことをお勧めする理由の一つだ。

最終的な判断基準

バーチャルオフィスを検討している人へ、私からのアドバイスは単純だ。まず3ヶ月試してみること。月額990円なら、失敗しても痛手は小さい。

私の場合、最初の3ヶ月で:

  1. 法人口座開設完了
  2. 名刺の信頼性向上を実感
  3. 郵便物管理の効率化
  4. 固定費の大幅削減

これらのメリットを実感し、継続を決めた。

起業や独立を考えているなら、固定費は敵だ。その固定費を限りなく抑えながら、信頼性の高い事業基盤を作れるバーチャルオフィスは、現代のビジネスに最適な選択肢の一つだろう。

ただし、これはあくまで私個人の経験談。あなたのビジネスモデルに合うかどうかは、実際に試してみないとわからない。幸い、レゾナンスは最短即日で利用開始できる。まずは一歩踏み出してみてはどうだろうか。

レゾナンスの基本情報

  • ✓ 月額料金:990円〜
  • ✓ 法人登記:可能
  • ✓ 拠点数:東京・横浜に11店舗
  • ✓ 会員数:30,000社以上
  • ✓ 口座開設率:98.8%
  • ✓ 顧客満足度:98.2%