月収200万円の衝撃!元エンジニアが暴露するSES副業営業の裏側と3つの落とし穴
預金通帳の残高を見た瞬間、手が震えた。
「2,156,800円」
これが、たった3ヶ月でSES営業の副業を始めた私の月収だった。元々はシステムエンジニアとして月収45万円で働いていた私が、なぜこんな金額を稼げるようになったのか。そして、誰も教えてくれなかった3つの落とし穴についても、包み隠さず話そうと思う。
SESエンジニア時代に築いた人脈が、まさか宝の山だったとは
正直に言うと、最初は半信半疑だった。
クレアティー・サービスのSES営業募集を見つけたのは、転職サイトをぼんやり眺めていた深夜2時。「利益の40〜50%を継続報酬」という文字が目に飛び込んできた。
10年間SESエンジニアとして様々な現場を渡り歩いてきた私には、確かに人脈があった。でも、それがお金になるなんて考えたこともなかった。
実際に始めてみて分かったのは、SES業界の営業は「誰を知っているか」がすべてだということ。技術力よりも、信頼関係の方がはるかに重要だった。
初月15万円、2ヶ月目80万円、そして3ヶ月目に...
最初の案件は、以前の同僚からの相談だった。
「うちの会社でJavaエンジニア探してるんだけど、誰か良い人いない?」
偶然にも、別の現場で知り合ったフリーランスエンジニアがちょうど案件を探していた。両者を繋げただけで、初月から15万円の継続報酬が発生した。
これが病みつきになった。
2ヶ月目には3件の成約。そして3ヶ月目には...
| 月 | 成約件数 | 月間報酬 | 累計稼働人数 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 1件 | 156,000円 | 1名 |
| 2ヶ月目 | 3件 | 812,000円 | 4名 |
| 3ヶ月目 | 5件 | 2,156,800円 | 9名 |
ただし、ここで重要なのは「継続報酬」という仕組み。一度成約したエンジニアが働き続ける限り、毎月報酬が入ってくる。これがSES営業の最大の魅力だ。
🚀 SES営業副業を始める
詳細を確認する誰も教えてくれなかった3つの落とし穴
ここまで読むと「簡単に稼げそう」と思うかもしれない。でも、現実はそう甘くない。
落とし穴1:信頼を失うスピードは光速
2ヶ月目の終わり頃、大きな失敗をした。
スキルマッチしていないエンジニアを「大丈夫だろう」という軽い気持ちで紹介してしまった。結果、1週間で現場から「スキル不足」というクレームが入り、その企業との取引は完全に止まった。
SES業界は狭い。一度の失敗が、将来の可能性を大きく狭めることを痛感した。
落とし穴2:本業との両立地獄
副業とはいえ、エンジニアのフォローは24時間365日必要だ。
ある日の出来事:
- 朝9時:本業の会議中に、派遣先から緊急電話
- 昼12時:ランチ中に、エンジニアから相談LINE
- 夜22時:帰宅後、契約更新の交渉メール作成
- 深夜2時:トラブル対応で起こされる
「副業」という言葉に騙されてはいけない。実質的には第二の本業になる覚悟が必要だ。
落とし穴3:税金の恐怖
最も衝撃的だったのは、確定申告の時期。
年間で800万円以上の副業収入があったため、追加で約280万円の税金を支払うことになった。月々の報酬に浮かれて、税金のことを全く考えていなかった自分を呪った。
他社サービスとの比較で見えた真実
実は、クレアティー・サービス以外にも2社のSES営業サービスを試した経験がある。比較してみると、意外な違いが見えてきた。
| 項目 | クレアティー・サービス | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| 報酬率 | 40-50% | 25-35% | 30%固定 |
| 初期費用 | 無料 | 30万円 | 無料 |
| 事務作業 | 会社が代行 | 自分で対応 | 一部代行 |
| サポート体制 | 月1回の対面MTG | オンラインのみ | 3ヶ月に1回 |
A社は初期費用30万円が必要で、しかも請求書作成などの事務作業も自分でやらなければならなかった。B社は報酬率が30%固定で、どんなに頑張っても上がらない仕組みだった。
本音で語る、向いている人と向いていない人
8ヶ月間この仕事を続けて、はっきりと分かったことがある。
向いている人の特徴
1. SES業界での実務経験が5年以上ある
これは必須条件。業界の慣習や相場観が分からないと、適切なマッチングができない。
2. 人脈構築が苦にならない
飲み会や勉強会に積極的に参加し、自然に人間関係を広げられる人は強い。
3. 24時間対応できる覚悟がある
トラブルは深夜でも週末でも起こる。それに対応できる環境と覚悟が必要。
4. 税金知識がある、または学ぶ意欲がある
高額収入になればなるほど、税金対策は重要になる。
向いていない人の特徴
1. 「楽して稼げる」と思っている
これは幻想。むしろ本業以上に神経を使う場面も多い。
2. 責任感が薄い
人の人生を左右する仕事。軽い気持ちでは続かない。
3. コミュニケーションが苦手
企業とエンジニアの間に立つ仕事なので、高いコミュニケーション能力は必須。
実際の1日のスケジュールを公開
「どうやって本業と両立してるの?」という質問をよく受けるので、ある日の実際のスケジュールを公開する。
6:00 起床、メールチェック(緊急案件の確認)
7:00 朝食を取りながら、エンジニアからのLINE返信
8:00 本業へ出社
9:00-12:00 本業(合間にスマホで緊急対応)
12:00-13:00 ランチタイムに企業との電話商談
13:00-18:00 本業
18:30 退社後、カフェで営業メール作成
19:30 エンジニアとの面談(オンライン)
21:00 帰宅、夕食
22:00-24:00 契約書作成、請求処理などの事務作業
24:00 就寝(緊急電話は枕元に)
この生活を8ヶ月続けているが、正直なところ体力的にはかなりキツい。でも、通帳の残高を見ると、疲れが吹き飛ぶのも事実だ。
トラブル事例:これだけは気をつけて
成功談ばかりでは参考にならないと思うので、実際に起きたトラブルも共有する。
事例1:エンジニアの突然の退職
月80万円の報酬を生み出していたエンジニアが、ある日突然「来週で辞めます」と連絡してきた。理由は「現場の人間関係」。事前のフォローが不足していたことを痛感した。
事例2:契約更新時の値下げ要求
3ヶ月ごとの契約更新で、企業から「20%値下げしないと契約終了」と通告された。エンジニアには申し訳なかったが、報酬を下げざるを得なかった。結果、そのエンジニアは他社に移ってしまった。
事例3:スキルシートの虚偽記載問題
協力会社から紹介されたエンジニアのスキルシートに虚偽があることが発覚。すでに現場で働き始めていたため、大きな問題に発展した。以降、スキルチェックは必ず自分で行うようにしている。
クレアティー・サービスの意外なメリット
実際に利用してみて気づいた、公式サイトには書かれていないメリットもある。
1. 先輩営業マンからの直接指導
月1回の打ち合わせでは、ベテラン営業マンから具体的なテクニックを学べる。これは他社にはないサービスだった。
2. トラブル時の法務サポート
契約トラブルが発生した際、会社の法務部門が無料でサポートしてくれた。個人では対応が難しい案件も安心して扱える。
3. 営業ツールの無料提供
CRMシステムや営業支援ツールを無料で使える。個人で契約すると月額数万円かかるものばかりだ。
8ヶ月続けた今、思うこと
正直に言うと、月収200万円は一時的なピークだった。
現在は月収100-150万円で安定している。それでも、本業と合わせれば年収2000万円を超える計算だ。ただし、休みはほとんどない。家族との時間も犠牲にしている部分がある。
でも、後悔はしていない。
なぜなら、この経験を通じて得たものは金銭以上の価値があるから。営業スキル、人脈、ビジネス感覚。これらは将来独立する際の大きな資産になるはずだ。
最後に:始める前に必ず確認してほしいこと
もしあなたがSES営業の副業を検討しているなら、以下の点を必ず確認してほしい。
チェックリスト
- ☑️ SES業界での実務経験が3年以上ある
- ☑️ 現在の会社が副業を認めている
- ☑️ 家族の理解とサポートが得られる
- ☑️ 緊急時に対応できる環境がある
- ☑️ 税金の知識がある、または税理士に相談できる
- ☑️ 最低でも6ヶ月は続ける覚悟がある
- ☑️ 人脈を大切にできる
これらすべてにチェックが付かない場合は、もう一度考え直した方がいい。中途半端な覚悟では、自分も周りも不幸になるだけだ。
でも、もしあなたに覚悟があるなら、SES営業は人生を変える可能性を秘めている。
私のように、月収200万円は難しいかもしれない。でも、月収50万円の副収入なら、十分に現実的な数字だ。
大切なのは、最初の一歩を踏み出す勇気。そして、諦めずに続ける根性。
あの深夜2時、転職サイトで見つけた募集広告をクリックしなかったら、今の私はいなかった。
あなたの人生を変える一歩は、もしかしたらすぐそこにあるかもしれない。
※本記事は個人の体験に基づくものです。収入は個人差があります。
※2024年現在の情報を基に作成しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
