「文章AIが私の恥を救った」誤字脱字で失った信頼を取り戻したShodo体験記

重要なプレゼン資料に「保健の適応範囲」と書いてしまい、クライアントから苦笑いされた瞬間、私の顔は真っ赤に染まった。「保険」と「保健」、たった一文字の違いが、私のプロフェッショナルとしての信頼を一瞬で揺るがせた。

その夜、藁にもすがる思いでたどり着いたのがShodo（ショドー）という日本語AI校正サービスだった。正直、最初は「また似たような校正ツールか」と期待していなかった。しかし、使い始めて3週間で、私の文章に対する不安は劇的に変化することになる。

Shodoが他の校正ツールと決定的に違う3つの理由

市場には数多くの校正ツールが存在する。Microsoft WordやGoogle Docsにも基本的な校正機能は備わっている。では、なぜ私は有料のShodoを選んだのか。

1. 文脈を理解するAIの恐ろしいほどの精度

「ピアノを夜中に引いている」という文章を入力すると、Shodoは即座に「弾いている」への修正を提案した。単純な置き換えルールではなく、文章の意味を理解した上での提案だ。これは従来の校正ツールでは不可能だった。

実際に私が経験した修正例：

• 「運行状況」→「運航状況」（飛行機の文脈で）
• 「栄養を取る」→「栄養を摂る」
• 「こちらをご確認してください」→「こちらをご確認ください」（二重敬語の修正）

Shodo公式サイトで詳細を確認する

2. 固有名詞の表記ゆれを完璧に統一

「株式会社ゼンプロダクツ」という会社名を一度登録すれば、「株式会社全プロダクツ」「ゼンプロダクト」といった表記ゆれを自動で検出・修正してくれる。大手企業のプレスリリースで表記ゆれがあった際の炎上リスクを考えると、この機能の価値は計り知れない。

3. ブラウザ拡張でSNSの恥ずかしい誤字も防げる

Chrome拡張機能をインストールすれば、TwitterやFacebook、メールでも校正が働く。「できでます」→「できます」といった恥ずかしいタイポを投稿前に防げるのは、SNS時代の必須機能だろう。

実際に使って分かった意外な落とし穴

しかし、Shodoも万能ではない。3ヶ月使い込んで見えてきた課題もある。

料金体系の複雑さ

無料プランでは月間1万文字までという制限がある。ブログを週2回更新する私にとっては、すぐに上限に達してしまう。プレミアムプランは月額1,000円だが、Wordアドインを使うには必須となる。

AIゆえの過剰な指摘

時として、意図的な表現まで修正対象として指摘されることがある。例えば、小説やエッセイで「あえて」使った表現が、誤りとして検出されるケースだ。ただし、これは設定で調整可能ではある。

競合サービスとの徹底比較

Shodoの真価を理解するため、主要な競合サービスと比較してみた。

価格面では圧倒的にShodoが有利だ。特に個人ブロガーや小規模事業者にとって、無料から始められる点は大きな魅力となる。一方、文賢は豊富な表現提案機能で優れており、Just Right!は企業向けの高機能さが売りだ。

Shodo Copilotが変えた執筆体験

最近追加されたShodo Copilot機能は、私の執筆スタイルを根本から変えた。単なる校正を超えて、AIが文章の続きを提案してくれるのだ。

例えば、「新商品の特徴は」と書き始めると、文脈に応じた自然な続きを複数提案してくれる。これはChatGPTのような汎用AIとは違い、日本語に特化したAIだからこその精度だ。

こんな人にはShodoをおすすめしない

正直に言うと、Shodoが向かない人もいる。

• 月に数回しか文章を書かない人：無料プランで十分すぎるため、有料版の恩恵を感じにくい
• 既に独自の校正ルールが確立している大企業：カスタマイズ性ではJust Right!の方が優れている
• 英語メインで執筆する人：日本語特化型のため、英文校正には向かない

導入企業の生の声

PR TIMESや電通総研といった大手企業がShodoを導入している事実は、その信頼性を物語る。特にPR TIMESのように、日々大量のプレスリリースを扱う企業が採用したことは、実用性の高さを証明している。

私の知人で、IT企業の広報担当をしているA氏は「Shodo導入後、校正にかかる時間が60%削減できた」と話していた。特に新人教育の場面で、基本的な日本語の間違いをAIが指摘してくれるため、先輩社員の負担が大幅に軽減されたという。

使い始めて変わった3つのこと

1. 文章への恐怖心が消えた

以前は送信ボタンを押す前に、何度も何度も読み返していた。しかし今は、Shodoがバックグラウンドで見守ってくれているという安心感がある。結果として、執筆スピードが1.5倍になった。

2. クライアントからの信頼が向上

「最近、文章のクオリティが上がりましたね」という言葉を、複数のクライアントから頂いた。誤字脱字がなくなっただけでなく、表現の統一感が評価されたようだ。

3. 新しい表現にチャレンジできるように

AIが安全網となることで、今まで使わなかった表現や言い回しに積極的にチャレンジできるようになった。失敗を恐れずに書けるというのは、創造性において極めて重要だ。

最新アップデートで追加された注目機能

2024年のアップデートで追加された機能の中で、特に印象的だったのは以下の3つだ。

1. マルチデバイス同期：スマートフォンで下書きした文章を、そのままPCで編集できる
2. チーム共有機能の強化：表記ルールをチーム全体で共有し、統一感のある文章作成が可能に
3. API機能の拡張：自社システムへの組み込みがより簡単になった

料金プランの選び方

Shodoの料金体系はシンプルだが、どのプランを選ぶべきか迷う人も多いだろう。私の経験から、以下のような選び方を提案したい。

実際の使い方：5分で始められる

Shodoの導入は驚くほど簡単だ。Googleアカウントがあれば、文字通り5分で使い始められる。

1. 公式サイトにアクセス
2. 「Sign in with Google」をクリック
3. 表記ルールを設定（後からでも変更可能）
4. ブラウザ拡張をインストール
5. すぐに使用開始

特に感動したのは、既存のWordファイルやGoogle Docsとの連携がスムーズな点だ。今まで書いた文章をそのまま校正にかけられる。

3ヶ月使って見えてきた本当の価値

Shodoを使い始めて3ヶ月。最初は「便利な校正ツール」程度の認識だった。しかし今では、私の執筆パートナーという位置づけに変わっている。

AIは人間の仕事を奪うと言われるが、Shodoは違う。むしろ人間の創造性を解放してくれるツールだ。細かい文法や表記の心配から解放され、本当に伝えたいことに集中できる。

冒頭で話した「保健」と「保険」の間違い。あの恥ずかしい経験がなければ、私はShodoと出会うこともなかっただろう。失敗が導いてくれた最高の出会いだったと、今では心から思える。

文章を書くすべての人へ。もしあなたが、誤字脱字の不安や表現の迷いを抱えているなら、Shodoは確実にその悩みを軽減してくれる。完璧ではないかもしれない。でも、完璧を求めて立ち止まるより、AIと共に前進する方が、はるかに価値があるのではないだろうか。

私の文章人生を変えてくれたShodo。この体験が、あなたの執筆活動の参考になれば幸いだ。