月商100万円でも年間24万円の差額...Square決済で発覚した衝撃の手数料格差
売上の3.6%という数字を見た瞬間、私は自分の目を疑った。
これまで使っていた某大手ECプラットフォームでは、決済手数料3.6%に加えて月額利用料16,580円、さらに振込手数料まで取られていた。月商100万円程度の私の小さなネットショップでは、年間で実に30万円以上が手数料として消えていたのだ。
しかしSquareの料金体系を見て、愕然とした。決済手数料3.6%のみ。月額利用料0円、振込手数料0円、初期費用も0円。この差は一体何なのか?
なぜ今までこの差に気づかなかったのか
正直に告白すると、私はこれまで「大手だから安心」という理由だけで某ECプラットフォームを使い続けていた。料金体系の比較なんて面倒だし、移行作業も大変そうだし...そんな言い訳をしながら、毎月2万円近い固定費を垂れ流していた。
きっかけは、同業者との飲み会での何気ない会話だった。
「え、まだそこ使ってるの?俺なんてSquareに変えてから、年間20万以上浮いたよ」
その一言が、私の目を覚ました。
実際に3つのサービスを比較してみた結果
冷静になって、主要なECプラットフォームの料金を徹底的に比較してみた。月商100万円のショップを想定して年間コストを計算すると、その差は歴然としていた。
| 項目 | Square | BASE | STORES |
|---|---|---|---|
| 決済手数料 | 3.6% | 3.6%+40円 | 3.6% |
| 月額利用料 | 0円 | 0円 | 0円〜 |
| 振込手数料 | 0円 | 250円 | 275円 |
| サービス利用料 | なし | 3% | なし |
| 年間コスト(月商100万円) | 432,000円 | 822,000円 | 435,300円 |
BASEの場合、決済手数料に加えてサービス利用料3%が別途かかるため、実質的な手数料は6.6%+40円になる。これは衝撃的だった。
月商100万円のショップなら年間39万円もの差額が発生
今すぐ無料でネットショップを開設する移行作業は思っていたより簡単だった
「でも移行作業が大変そう...」
私も最初はそう思っていた。しかし、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単だった。Squareの管理画面は直感的で、商品登録もCSVで一括インポートできる。
特に感動したのは、実店舗のPOSレジとネットショップの在庫が自動で同期される機能だ。これまで別々に管理していた在庫が一元化され、在庫切れによる機会損失が激減した。
入金サイクルの速さに驚愕
もう一つ、Squareに変えて衝撃を受けたのが入金スピードだ。
以前使っていたサービスでは、売上金の入金まで最大2ヶ月待たされることもあった。資金繰りに悩む小規模事業者にとって、これは死活問題だ。
しかしSquareは最短翌営業日入金。しかも入金依頼の手続きすら不要で、自動的に振り込まれる。この差は本当に大きい。
デメリットも正直に書く
ここまでSquareの良い点ばかり書いてきたが、当然デメリットもある。
まず、日本語でのサポート体制がまだ発展途上だと感じる場面がある。メールサポートは充実しているが、電話サポートの対応時間が限られている。
また、デザインテンプレートの種類は他社と比べるとやや少ない印象だ。ただし、必要十分な機能は揃っているので、実用上は問題ない。
さらに、一部の決済方法(後払い決済など)には対応していない。これは業種によってはマイナスポイントになるかもしれない。
飲食店には特におすすめしたい理由
私の知り合いの飲食店オーナーがSquareを導入したところ、QRコードによるセルフオーダー機能が大活躍しているという。
コロナ禍で非接触が求められる中、この機能が無料で使えるのは大きなメリットだ。人件費削減にもつながり、「もっと早く導入すればよかった」と後悔していた。
1年使ってみた総括
Squareに移行して1年が経過した。結果として、年間24万円以上のコスト削減を実現できた。
この浮いたお金で、商品開発や広告費に投資できるようになった。売上も順調に伸び、今では月商200万円を超えるまでに成長した。
もし私と同じように「手数料が高いな」と感じながらも現状維持している人がいたら、一度真剣に計算してみてほしい。その差額の大きさに、きっと驚くはずだ。
まとめ:小規模事業者こそSquareを検討すべき
大手ECモールは集客力があるというメリットはあるが、その分手数料も高い。自社ECサイトを持つなら、固定費を抑えられるSquareは有力な選択肢だ。
特に以下のような事業者には強くおすすめしたい:
- 月商10万円〜500万円程度の小規模ショップ
- 実店舗とネットショップを両方運営している
- 資金繰りを改善したい
- 手数料を少しでも抑えたい
- 在庫管理を一元化したい
ただし、月商1000万円を超えるような大規模ショップの場合は、有料プランも含めて慎重に検討する必要がある。
私のように「なんとなく」で高い手数料を払い続けている人は、この機会に一度見直してみてはどうだろうか。