去年の12月、私のポケットWi-Fiの請求書を見て愕然とした。月額4,378円。年間で計算すると52,536円。しかも先月は出張が少なく、実際に使ったのは15GBだけ。残り85GBは消えた。文字通り、お金をドブに捨てていた。

この瞬間、私は気づいた。「なぜ使わないデータ容量に毎月お金を払い続けているのか?」

そんな時に出会ったのが、STARチャージWi-Fiという聞き慣れないサービスだった。最初は半信半疑だった。「チャージ型Wi-Fi?プリペイドカードみたいなもの?」正直、時代遅れな印象すら持った。

しかし、8ヶ月使ってみて分かった。これはWi-Fi契約の常識を覆す可能性を秘めたサービスだった。

STARチャージWi-Fiとは?従来のWi-Fiとの決定的な違い

STARチャージWi-Fiは、簡単に言えば「使いたい分だけデータ容量を購入するWi-Fi」だ。

従来のポケットWi-Fiは、月額制で毎月決まった容量(例:100GB)を契約する。使っても使わなくても料金は同じ。一方、STARチャージWi-Fiは:

  • 端末を購入(19,000円〜)
  • 必要な時に必要な分だけデータをチャージ
  • チャージしたデータは365日有効
  • 契約縛りなし、解約金なし

つまり、スマートフォンのプリペイドSIMカードのWi-Fi版と考えれば分かりやすい。

8ヶ月使って分かった、STARチャージWi-Fiの本当のメリット

1. 使わない月は0円という革命

私の場合、出張が多い月は100GB近く使うが、在宅ワークが続く月は10GB程度。STARチャージWi-Fiなら、使わない月は追加チャージしなければ維持費0円。これが最大の魅力だ。

実際の使用例(私の8ヶ月間):

  • 1月:出張多数→100GBチャージ(6,580円)
  • 2月:在宅中心→チャージなし(0円)
  • 3月:旅行+出張→60GBチャージ(5,280円)
  • 4月〜5月:前月の残りで賄う(0円)
  • 6月:プロジェクト開始→100GBチャージ(6,580円)
  • 7月:10GBチャージ(1,780円)
  • 8月:チャージなし(0円)

8ヶ月合計:20,220円(月平均2,527円)

以前の月額4,378円と比べると、月平均で1,851円の節約。年間にすると22,212円の差だ。

2. データの有効期限が365日という安心感

「今月100GB契約したけど30GBしか使わなかった」という経験はないだろうか?従来のWi-Fiなら、残り70GBは月末に消滅する。

STARチャージWi-Fiは違う。チャージしたデータは365日間有効。つまり、今月使い切れなかった分は来月、再来月...と1年間持ち越せる。

これが意外に心理的な負担を減らしてくれる。「今月中に使い切らなきゃ」というプレッシャーがないのだ。

3. 端末が自分のものになる満足感

レンタルWi-Fiは返却時に神経を使う。「傷つけたら弁償」「紛失したら数万円」というプレッシャー。STARチャージWi-Fiは端末を購入するため、完全に自分のもの。気兼ねなく使える。

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正直に言うと、デメリットもある

8ヶ月使って感じたデメリットも隠さず書いておく。

1. 初期費用が高い

端末代19,000円〜25,980円は決して安くない。レンタルWi-Fiなら初期費用3,000円程度で始められる。ただし、長期利用を考えると話は変わる。

計算してみよう:

  • レンタルWi-Fi:月額4,000円×12ヶ月=48,000円
  • STARチャージ:端末20,000円+チャージ代(使用量次第)

私のような使い方なら、約10ヶ月で元が取れる計算になる。

2. チャージの手間

データ残量を確認して、なくなる前にチャージする必要がある。自動引き落としに慣れている人には面倒かもしれない。

ただ、専用アプリで残量確認は簡単だし、チャージも数分で完了する。私は「今月いくら使ったか」を意識するようになり、むしろ良い習慣になった。

3. SE01モデルは海外で使えない

安価なSE01モデル(19,000円〜)は国内専用。海外でも使いたい場合は、NA01モデル(20,980円〜)を選ぶ必要がある。

他社サービスとの比較:本当にお得なのか?

STARチャージWi-Fiが本当にお得なのか、主要な競合サービスと比較してみた。

サービス名 初期費用 月額料金 データ容量 契約期間 特徴
STARチャージWi-Fi 19,000円〜
(端末購入)
0円〜
(チャージ制)
1GB〜100GB
(選択可)
縛りなし データ有効期限365日
WiMAX 0円〜3,300円 4,268円〜4,818円 無制限
(3日15GB制限)
2年〜3年 速度制限あり
どこよりもWiFi 3,300円 3,058円〜3,688円 100GB 2年 段階制料金

コスト比較シミュレーション(私の使用パターンの場合)

月によって10GB〜100GB使う私のパターンで1年間のコストを計算:

  • STARチャージWi-Fi:端末代20,000円 + チャージ代約30,000円 = 50,000円
  • WiMAX(無制限):初期費用3,300円 + 月額4,500円×12 = 57,300円
  • どこよりもWiFi(100GB):初期費用3,300円 + 月額3,688円×12 = 47,556円

一見すると「どこよりもWiFi」が最安に見える。しかし、2年目以降はSTARチャージWi-Fiが圧倒的に有利になる。端末代が不要になるからだ。

2年間の総コスト:

  • STARチャージWi-Fi:50,000円 + 30,000円 = 80,000円
  • WiMAX:57,300円 + 54,000円 = 111,300円
  • どこよりもWiFi:47,556円 + 44,256円 = 91,812円

こんな人にはSTARチャージWi-Fiが向いている

8ヶ月使ってみて、STARチャージWi-Fiが向いている人の特徴が見えてきた。

✓ 月によってデータ使用量にバラつきがある人

フリーランス、出張が多い会社員、学生など。私のように「今月は100GB、来月は10GB」という使い方をする人には最適。

✓ 契約縛りが嫌いな人

「2年縛り」「解約金1万円」といった制約にうんざりしている人。STARチャージWi-Fiなら、使わなくなったらチャージしなければいいだけ。

✓ 無駄な支出を減らしたい人

「使わないのに払い続ける」ことに疑問を感じる人。必要な分だけ払うという合理的な考え方ができる人向け。

✓ セカンドWi-Fiを探している人

メインの回線は別にあり、バックアップや特定の用途でWi-Fiが欲しい人。維持費0円は大きな魅力。

逆に向いていない人

✗ 毎月安定して大容量を使う人

毎月確実に100GB以上使う人は、無制限プランの方がお得。STARチャージWi-Fiの100GBチャージ(6,580円)は割高になる。

✗ 初期費用を抑えたい人

端末代2万円前後は決して安くない。「今すぐ安く始めたい」人には向かない。

✗ 面倒なことが嫌いな人

残量確認、チャージ作業が面倒と感じる人。自動引き落としで忘れたい人には不向き。

実際の使用感:速度や安定性は?

料金面ばかり語ってきたが、肝心の通信品質はどうか。

通信速度

私が使用しているSE01モデルの実測値:

  • 下り:平均25〜40Mbps
  • 上り:平均10〜20Mbps
  • Ping:35〜50ms

正直、爆速ではない。しかし、動画視聴、Web会議、ファイルダウンロードには十分な速度。8ヶ月間、速度が原因で困ったことは一度もない。

エリア・安定性

ドコモ、au、ソフトバンクの回線を自動選択するクラウドSIM方式。都市部はもちろん、地方出張でも問題なく繋がった。

ただし、山間部や離島では圏外になることも。これはどのポケットWi-Fiでも同じだろう。

バッテリー持続時間

SE01モデルは約10時間持続。朝から夕方まで使っても大丈夫。ただし、1日中外出する場合はモバイルバッテリーが必須

申し込みから利用開始までの流れ

実際に申し込んでみた時の流れを紹介する。

  1. 端末選択・購入
    公式サイトで端末を選ぶ。私は国内専用で十分だったのでSE01の30GBモデル(22,500円)を選択。
  2. 商品到着
    注文翌日に発送連絡、2日後に到着。思ったより早かった。
  3. 開通手続き
    SE01は開通手続きが必要。端末のIMEI番号(15桁)を専用フォームで送信。ここだけ少し面倒だった
  4. 利用開始
    開通連絡が来たらすぐ使える。私の場合、フォーム送信から約6時間で開通した。

NA01モデルなら開通手続き不要ですぐ使えるらしい。次買うならNA01にしようと思う。

チャージ方法と注意点

データチャージは2つの方法がある:

1. 専用アプリからチャージ(即時反映)

iOSアプリ「Urocomm」から購入。クレジットカード決済で即座にチャージされる。私はいつもこの方法。

2. 公式サイトからチャージ(1営業日)

公式サイトから購入。こちらは手動処理のため1営業日かかる。急ぎでない時用。

注意点:

  • IMEI番号を間違えるとチャージできない(返金手数料がかかる)
  • 他社購入端末にはチャージ不可
  • チャージ実行日の指定はできない

8ヶ月使った総括:買って良かったか?

結論から言うと、私の使い方には完璧にマッチしていた

確かに初期費用22,500円は痛かったが、月々の支出が平均2,500円程度に抑えられ、使わない月は0円。この柔軟性は他のサービスでは得られない。

特に良かったのは、「データ容量を無駄にしている」というストレスから解放されたこと。以前は月末になると「あと50GB残ってる...もったいない」と無理に使おうとしていた。今はそんな心配は無用。

ただし、万人向けではない。毎月コンスタントに大容量を使う人、初期費用を抑えたい人には向かない。

最後に:Wi-Fi契約の新しい形

STARチャージWi-Fiは、「所有」と「利用」を分離した新しいWi-Fiの形だと思う。

端末は買い切りで所有し、データは必要な分だけ利用する。この「所有と利用の分離」は、今後のサブスクリプション疲れの時代に合っているのではないだろうか。

私のように、月によってデータ使用量が大きく変動する人、無駄な固定費を削減したい人には、検討する価値があるサービスだ。

8ヶ月前、あの請求書を見て愕然とした私。今では月平均2,500円でWi-Fiを使いこなしている。年間3万円近い節約は、決して小さくない。

もしあなたも「なぜ使わないデータに毎月お金を払っているのか?」と疑問を感じているなら、一度立ち止まって考えてみてほしい。

本当に毎月100GB必要ですか?
使わないデータ容量に、いくら払っていますか?

その答え次第では、STARチャージWi-Fiがあなたの新しい選択肢になるかもしれない。

使った分だけ、必要な時だけ。

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