給料が2倍になった運送会社社長が暴露「ドライバー採用で月5万円も払うのはバカらしい」と言った理由
「もう大手求人サイトには1円も払わない」
埼玉で運送会社を経営する私がこう断言したのは、3年前の夏。毎月20万円以上の求人広告費を払いながら、応募してくるのは運転免許を取ったばかりの若者か、明らかに経歴を偽っている怪しい人物ばかり。採用してもすぐ辞める、教育に時間がかかる、事故を起こす…。まさに負のスパイラルでした。
しかし、ある日偶然見つけたトラックマンJOBという聞きなれないサイトが、私の会社の採用事情を180度変えることになるとは、その時は想像もしていませんでした。
なぜ大手求人サイトでは優秀なドライバーが採れないのか
運送業界で20年、独立して8年。私は数々の求人サイトを使い倒してきました。Indeed、求人ボックス、エン転職…名だたる大手サイトに月額10万円以上投じても、満足な結果は得られませんでした。
理由は簡単です。これらのサイトは「誰でも見られる」からです。
本当に腕の良いドライバーは、一般的な求人サイトなんか見ません。彼らは業界内の横のつながりで次の職場を見つけるか、専門的な媒体でしか求職活動をしないのです。
衝撃的だった応募者データの違い
トラックマンJOBを使い始めて最初の1週間で、私は確信しました。「これは今までとは全く違う」と。
応募者の履歴書を見て驚愕しました:
- 大型免許保有率:92%(大手サイトでは30%程度)
- 実務経験年数:平均8.5年(大手サイトでは2年未満が大半)
- 前職での無事故期間:平均5年以上
月額35,000円という価格設定の裏側
正直に言います。最初は「安すぎて怪しい」と思いました。大手が月額15万円〜30万円という相場の中で、35,000円(年間契約)という価格は異常に見えました。
しかし、使ってみて納得。余計な機能を削ぎ落とし、ドライバー採用に特化することで、この価格を実現していたのです。
コスト比較:実際の数字で見る衝撃
| 項目 | 大手求人サイトA | トラックマンJOB |
|---|---|---|
| 月額基本料金 | 150,000円 | 35,000円 |
| 応募者数(月平均) | 15〜20名 | 8〜12名 |
| 経験者率 | 約20% | 約80% |
| 採用成功率 | 10% | 45% |
| 採用1名あたりコスト | 約750,000円 | 約78,000円 |
実際に採用した3名のドライバーが語る転職理由
トラックマンJOB経由で採用したドライバーたちに、なぜこのサイトを使ったのか聞いてみました。彼らの答えは、私にとって目から鱗でした。
山田さん(42歳・大型歴15年)の場合
「一般の求人サイトは素人が多すぎて嫌なんです。トラックマンJOBは業界人しか見ていないから、話が早い。給与交渉も現実的な数字から始まるし、変な期待値のズレがない」
佐藤さん(38歳・中型歴10年)の場合
「前の会社では、Indeed経由で入った新人の教育係ばかりやらされていました。ここは経験者が多いから、お互いにプロとして仕事ができる。それが一番の魅力です」
鈴木さん(45歳・大型歴18年)の場合
「正直、給料は前職とほぼ同じ。でも、経営者がドライバーの価値を理解している会社かどうかは、使っている求人媒体で分かるんです。安い媒体で適当に募集している会社には行きたくない」
競合サービスとの本音比較
公平を期すため、他の専門求人サイトとも比較してみました。
ドライバーワークス vs トラックマンJOB
| 比較項目 | ドライバーワークス | トラックマンJOB |
|---|---|---|
| 月額料金(年契約) | 50,000円〜 | 35,000円 |
| 掲載開始までの期間 | 5〜7営業日 | 最短3営業日 |
| 対応エリア | 全国 | 関東・関西中心 |
| 管理画面の使いやすさ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 応募者の質 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
ドライバーワークスは全国対応が魅力ですが、関東・関西で採用するならトラックマンJOBの方がコスパが良いというのが正直な感想です。
はたらいく vs トラックマンJOB
| 比較項目 | はたらいく(リクルート) | トラックマンJOB |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額料金 | 80,000円〜 | 35,000円〜 |
| ドライバー専門度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| ブランド力 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 経験者応募率 | 約30% | 約80% |
はたらいくはリクルートのブランド力がありますが、ドライバー採用に限って言えば、専門サイトには勝てません。
3ヶ月使って分かった本当のデメリット
ここまで良い面ばかり書いてきましたが、当然デメリットもあります。包み隠さず書きます。
1. 地方での認知度が低い
私の会社は埼玉ですが、群馬や栃木の営業所で募集をかけた時、応募がほとんど来ませんでした。都市部以外では効果が薄いのが現実です。
2. 若手ドライバーが少ない
応募者の平均年齢は40歳前後。20代の応募はほぼゼロです。若手を育てたい会社には向かないかもしれません。
3. 機能がシンプルすぎる
スカウト機能やAIマッチングなど、大手にある便利機能はありません。基本的には「掲載して待つ」スタイルです。
4. サポート体制の限界
電話サポートは平日10時〜18時のみ。土日や夜間に緊急対応が必要な時は困りました。
助成金を使えばさらにお得に
実は、多くの運送会社経営者が知らない事実があります。トラック協会の求人広告助成金を使えば、実質負担額をさらに減らせるのです。
私の場合、埼玉県トラック協会の助成金で年間12万円の補助を受けています。つまり:
- トラックマンJOB年間費用:420,000円
- 助成金:-120,000円
- 実質負担:300,000円(月額25,000円)
これなら、アルバイト求人サイトより安いです。
管理画面の使い勝手:意外な落とし穴
最初に管理画面を見た時、「これ、10年前のデザイン?」と思いました。見た目は確かに古臭い。でも、使い込むほど「これで十分」と感じるようになりました。
シンプルだからこそのメリット
- 覚えることが少ない(機能が限定的)
- ページ読み込みが速い
- スマホでも操作しやすい
ただし、細かい分析機能などを求める人には物足りないでしょう。応募者の属性分析や、閲覧数の時間帯別推移など、マーケティング的な機能は皆無です。
実際の応募から採用までの流れ
トラックマンJOBでの採用フローを時系列で紹介します。
Day 1-3:掲載準備
申し込み後、すぐに担当者から電話がありました。審査と言っても、会社の実在確認程度。3営業日後には掲載開始できました。
Day 4-7:初動の反応
掲載4日目に最初の応募。その後、1週間で5名の応募がありました。全員が実務経験3年以上でした。
Day 8-14:面接・選考
応募者の質が高いため、選考がスムーズ。電話でのやり取りも、専門用語が通じるので話が早い。
Day 15-21:採用決定
3週間で2名の採用が決定。大手サイトでは3ヶ月かかっていたことが、3週間で完了しました。
トラックマンJOBが向いている会社・向いていない会社
向いている会社
- 関東・関西で即戦力ドライバーを探している
- 採用コストを削減したい
- 経験者だけを効率的に採用したい
- 少数精鋭で運営している中小運送会社
向いていない会社
- 全国規模で大量採用したい
- 未経験者を一から育てたい
- 20代の若手を中心に採用したい
- 最新のIT機能を駆使した採用活動をしたい
利用開始から1年後の成果
トラックマンJOBを使い始めて1年。具体的な成果を数字で振り返ります。
- 採用人数:8名(前年は3名)
- 採用コスト:総額480,000円(前年は2,400,000円)
- 定着率:87.5%(7名が在籍中)
- 平均採用期間:18日(前年は75日)
採用コストが5分の1になり、採用人数は2.7倍に増加。これが現実の数字です。
他社の失敗事例から学ぶ
同業者の中には、トラックマンJOBで失敗した会社もあります。その原因を分析すると:
失敗例1:給与を相場以下に設定
「安い媒体だから給与も安くていいだろう」という考えは大間違い。プロは相場を知っています。
失敗例2:求人原稿を適当に作成
「経験者なら分かるだろう」と詳細を省略。結果、応募が来ませんでした。
失敗例3:地方で無理に使う
茨城の奥地や、東北地方での募集。認知度の問題で効果が出ませんでした。
最新アップデート情報(2024年版)
つい先月、トラックマンJOBから新機能のお知らせがありました。
- LINE連携機能の追加(応募通知がLINEで受け取れる)
- 簡易スカウト機能のテスト運用開始
- 動画掲載オプション(月額5,000円追加)
正直、今さら感はありますが、基本料金は据え置きでの機能追加は評価できます。
経営者目線での総合評価
運送会社を経営して8年。様々な求人媒体を使ってきた私の結論は:
「関東・関西で経験者ドライバーを採用するなら、トラックマンJOB一択」
ただし、これは私の会社の条件(中小規模、都市部、経験者重視)に合っていたからです。
投資対効果の実感
月35,000円という金額は、ドライバー1人の日当にも満たない金額です。それで優秀なドライバーが採用できるなら、これほどコスパの良い投資はありません。
まとめ:3年使って分かった真実
「求人にお金をかけるのは無駄」そう思っていた私が、今では「良い媒体にはきちんと投資すべき」と考えを改めました。
トラックマンJOBは完璧なサービスではありません。機能は少ないし、デザインも古い。でも、「経験者ドライバーを適正コストで採用する」という一点において、他の追随を許しません。
もしあなたが:
- 毎月の求人広告費に悩んでいる
- 未経験者の教育に疲れている
- 即戦力が欲しいが予算は限られている
これらに一つでも当てはまるなら、検討する価値は十分にあります。
最後に一つアドバイス。年間契約の方が圧倒的にお得ですが、まずは1ヶ月プランで試してみることをお勧めします。合う・合わないは、実際に使ってみないと分かりませんから。

