制作会社への請求書を見返すたびに、胃が痛くなる。初回制作費50万円、月額保守費3万円。たった1行のテキスト修正に2週間待たされ、追加料金1万円を請求された時、私は何かがおかしいと気づいた。

そんな時、偶然見つけたのが「はっちゃんテンプレート」というElementor用のテンプレート販売サービスだった。正直、最初は「また怪しい情報商材か」と疑った。しかし、実際に使ってみると、私のWeb制作に対する概念が180度変わることになる。

なぜ私は50万円のホームページを捨てたのか

2年前、私は地域密着型のクリニックを開業した。当然、ホームページは必須だと考え、知人の紹介で地元の制作会社に依頼。見積もりは50万円。高いと思ったが、「プロに任せるのが一番」という言葉を信じて契約した。

完成したホームページは確かに見栄えは良かった。しかし、問題はその後だった。

  • 診療時間の変更→修正費用5,000円、対応期間1週間
  • スタッフの写真追加→追加費用15,000円、対応期間2週間
  • お知らせの更新→月額保守費に含まれるが、月3回まで

特に痛かったのは、緊急のお知らせを掲載したい時に「担当者が休暇中」という理由で3日間も待たされたこと。患者様への重要な連絡が遅れ、クレームにつながった。

Elementorテンプレートとの出会い

ある日、同業の先輩医師から「最近はノーコードでホームページが作れる時代だよ」と教えられた。半信半疑でGoogleで検索すると、「はっちゃんテンプレート」というサービスを発見。

価格を見て驚いた。CONDOR(クリニック向けテンプレート)が9,800円。しかも買い切り。月額費用は一切かからない。

「でも、素人の私に使えるの?」という不安はあった。しかし、無料サンプルをダウンロードして試してみると、想像以上に簡単だった。

実際に3ヶ月使ってみた結果

2024年1月、思い切って制作会社との契約を解除し、はっちゃんテンプレートのCONDORを購入。WordPressの設定からテンプレートのインポートまで、マニュアル通りに進めたらわずか2時間で基本的なサイトが完成した。

良かった点

1. 圧倒的なコストパフォーマンス
初期費用9,800円のみ。月額費用なし。制作会社と比較すると、年間で396,000円の節約になった。

2. 即座に修正可能
診療時間の変更も、お知らせの更新も、思い立ったら5分で完了。患者様への情報提供がスムーズになり、満足度が向上した。

3. 直感的な操作性
PowerPointを使える程度のスキルがあれば十分。ドラッグ&ドロップで要素を配置でき、プレビューを見ながら編集できる。

困った点・改善してほしい点

1. 初期設定のハードル
WordPressのインストールやドメイン設定は、完全な初心者には難しい。私も最初は戸惑い、YouTubeで勉強した。

2. デザインの自由度に制限
テンプレートの枠組みから大きく外れたデザインは難しい。オリジナリティを極限まで追求したい人には物足りないかも。

3. SEO対策は自己責任
制作会社なら基本的なSEO対策をしてくれるが、テンプレートでは自分で勉強する必要がある。

他社サービスとの比較

はっちゃんテンプレート以外にも、類似のサービスはいくつかある。実際に検討した3社を比較してみた。

サービス名 価格 テンプレート数 日本語対応 サポート
はっちゃんテンプレート 5,500円~44,000円 6種類(業種特化) 完全対応 マニュアル・動画あり
ThemeForest $19~$69 1000種類以上 英語のみ 開発者による
TCD 12,800円~39,800円 80種類以上 完全対応 メールのみ

ThemeForestは選択肢が豊富だが、英語のドキュメントを読み解く必要があり、私には荷が重かった。TCDは日本製で安心感があるが、Elementorではなく独自のページビルダーを使用するため、操作を一から覚える必要がある。

誰におすすめできるか、できないか

こんな人におすすめ

  • 制作会社の見積もりに驚いた個人事業主
  • 更新頻度が高く、自分でサクサク修正したい人
  • 基本的なPC操作ができる人(Word、Excel程度)
  • コストを抑えつつ、プロ並みのサイトが欲しい人

こんな人には向かない

  • 完全オリジナルのデザインにこだわる人
  • PCが苦手で、すべて丸投げしたい人
  • 複雑な機能(会員制サイト、ECなど)が必要な人(ただし、LMS WebやPaid Memberships Proテンプレートで対応可能)

導入時の注意点とコツ

実際に導入して分かった重要なポイントをシェアする。

1. まずは無料サンプルで試す
購入前に必ず無料サンプルをダウンロードして、自分のWordPress環境で動作確認をすること。私は最初これを怠り、プラグインの競合で2時間無駄にした。

2. バックアップは必須
既存のサイトがある場合は、必ずバックアップを取ってから作業する。私は一度、誤って既存のページを上書きしてしまい、冷や汗をかいた。

3. 段階的に移行する
一気にすべてを変更せず、まずは1ページから始めることをおすすめする。慣れてきたら徐々に他のページも更新していく。

3ヶ月後の変化

はっちゃんテンプレートに移行して3ヶ月。具体的にどんな変化があったか。

経済的な変化:

  • 月額保守費3万円→0円
  • 修正費用(月平均2万円)→0円
  • 年間60万円の固定費が9,800円の一時費用に

業務的な変化:

  • お知らせ更新:2週間→5分
  • 画像差し替え:1週間→3分
  • 新規ページ追加:見積もり→即実行

精神的な変化:

これが一番大きい。「ホームページのことは制作会社に聞かないと...」という依存体質から脱却できた。自分でコントロールできる安心感は、お金には代えられない。

まとめ:制作会社 vs テンプレート、正解はない

50万円払った制作会社のホームページを捨てて、9,800円のテンプレートに乗り換えた私。後悔はしていない。むしろ、もっと早く知りたかった。

ただし、これは私のケースであって、すべての人に当てはまるわけではない。大企業や複雑なシステムが必要な場合は、やはり制作会社の力が必要だろう。

重要なのは、選択肢があることを知ること。「ホームページ=高額」という固定観念に縛られず、自分のビジネスに合った方法を選ぶこと。

私の場合、はっちゃんテンプレートは最高の選択だった。浮いた60万円は、新しい医療機器の購入資金に充てることができた。これこそが、本当の意味での投資だと思う。

もし今、制作会社の見積もりを見て悩んでいる人がいたら、一度立ち止まって考えてほしい。その金額は本当に妥当なのか。他に選択肢はないのか。

私の失敗と成功が、誰かの参考になれば幸いだ。

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