37万円。これが私がWordPressテーマ選びで無駄にした金額だ。有名な海外テーマ、国産の高額テーマ、そして「簡単に作れる」という触れ込みのテーマたち。結果はどれも中途半端で使い物にならなかった

そんな私が最後にたどり着いたのが、エスティバル株式会社のWordPressテーマだった。正直、最初は期待していなかった。また失敗するだろうと。しかし、使い始めて3年。今では月商800万円のECサイトを含む、12個のサイトをこのテーマで運営している。

なぜ他のテーマは失敗したのか

最初に購入したのは、世界的に有名な某テーマ(約5万円)。英語のドキュメントと格闘しながら3ヶ月かけて作ったサイトは、モバイルでの表示が崩れまくり。レスポンシブ対応と謳いながら、実際は手動調整が山ほど必要だった。

次に手を出したのが国産の「初心者でも簡単」系テーマ(約3万円×3種類)。確かに簡単だった。簡単すぎてカスタマイズがほぼ不可能だったのだ。デザインの自由度は皆無。結局、どこかで見たような金太郎飴サイトの完成。

そして極めつけが、某有名ブロガー推奨のテーマ(約2万円)。SEOに強いという触れ込みだったが、実際はページ速度が遅すぎてGoogleから警告を受ける始末。プラグインとの相性も最悪で、WooCommerceを入れたら真っ白な画面に。

エスティバルとの出会いが転機に

もうWordPressは諦めようかと思っていた時、クライアントから「このサイトみたいなデザインにして」と見せられたのがエスティバルのテーマで作られたサイトだった。正直、衝撃だった。こんなに美しくて機能的なサイトがWordPressで作れるのかと。

半信半疑で購入したのが「7シリーズ」の企業・ビジネステーマ。価格は17,000円〜と、今まで購入したテーマより安い。しかし、開いてみて驚愕した。

同梱されていたプレミアムプラグインの価値

  • WPBakery Page Builder(通常$45)
  • Slider Revolution(通常$59)
  • ConvertPlus Popup Plugin(通常$23)
  • Ultimate Addons for WPBakery(通常$26)
  • Layer Slider(通常$25)
  • Go Pricing Pricing Tables(通常$27)

計算してみると、プラグインだけで2万円以上の価値。実質、テーマは無料どころかマイナスだ。しかも、これらは全て有料版のフル機能。他のテーマでよくある「お試し版」ではない。

実際に使って分かった圧倒的な違い

最初のサイトを作るのにかかった時間は、わずか3日。以前なら1ヶ月はかかっていた作業が、信じられないスピードで進んだ。その理由は明確だった。

1. 日本語環境への完璧な対応

海外テーマでありがちな日本語フォントの崩れ、文字間隔の違和感が一切ない。最初から日本のビジネスサイトを想定した設計になっている。メイリオ、游ゴシック、ヒラギノ角ゴシックなど、日本語Webフォントの設定も簡単。

2. 驚異的なカスタマイズ性

「現在市販されているWordPressテーマの中で最もカスタマイズ性の高いテーマ」という謳い文句は嘘ではなかった。ヘッダーだけでも10種類以上のスタイル。しかも、デスクトップとモバイルで別々のヘッダーを設定可能。これは本当に革命的だった。

3. 本物のレスポンシブ対応

他のテーマでは「レスポンシブ対応」と言いながら、実際はPCデザインを縮小しただけのものが多い。エスティバルは違った。モバイルでは文字サイズを小さく、ボタンは大きくといった個別設定が可能。まるで別々のサイトを作っているかのような細かい調整ができる。

3年使い続けて見えてきた真の価値

購入から3年。当初は気づかなかった価値が次々と見えてきた。

無料アップデートの威力

WordPress本体のメジャーアップデート、PHPのバージョンアップ、新しいブラウザへの対応。これらすべてに追加料金なしで対応してくれる。他のテーマでは年間ライセンス料を取られることが多い中、これは本当にありがたい。

実際、私が以前使っていた某テーマは、WordPress 5.0のGutenberg対応で別途有料アップデートが必要だった。エスティバルは即座に無料で対応。この差は大きい。

サポートの質の高さ

正直、最初は期待していなかった日本語サポート。しかし、実際に問い合わせてみると24時間以内に的確な回答が返ってきた。しかも、単なるマニュアルのコピペではなく、私のサイトを実際に見て、具体的な解決策を提示してくれた。

特に印象的だったのは、WooCommerceとの連携でトラブった時。サポートチームはWooCommerce側の設定まで含めて丁寧に解説してくれた。ここまでやってくれるサポートは他にない。

他社テーマとの本音比較

3年間で様々なクライアントワークも経験し、他社テーマも嫌というほど触ってきた。その上での本音の比較をしてみよう。

項目 エスティバル TCDシリーズ Divi
価格 17,000円〜 19,800円〜49,800円 $89/年 or $249/永久
カスタマイズ性 ★★★★★ ★★☆☆☆ ★★★★☆
日本語対応 完璧 完璧 機械翻訳レベル
ページ速度 高速 普通〜やや遅い 遅い(重い)
プラグイン同梱 2万円以上の価値 なし なし(全て自社開発)
アップデート 永久無料 購入テーマのみ無料 年間ライセンス必要

TCDシリーズは確かに美しい。しかし、デザインを崩さないためにカスタマイズが極端に制限されている。ちょっとレイアウトを変えたいだけでも、PHPファイルを直接編集する必要があり、アップデートで上書きされるリスクも。

Diviは機能は豊富だが、とにかく重い。PageSpeed Insightsで測ると、同じコンテンツでもエスティバルより30ポイントは低い。また、独自のビルダーに依存しすぎて、テーマを変更したくなった時の移行が地獄。

エスティバルの落とし穴(正直なデメリット)

3年も使えば、当然デメリットも見えてくる。購入を検討している人のために、包み隠さず書いておこう。

1. 選択肢が多すぎて迷う

7シリーズだけで20種類以上のデモサイト。Elementorシリーズも含めると、選択肢が多すぎてどれを選べばいいか分からなくなる。私も最初の1週間は、デモサイトを見比べるだけで終わった。

2. 高機能ゆえの学習曲線

「初心者でも大丈夫」とは書いてあるが、全機能を使いこなすには相応の学習が必要。特にTheme Builderの機能は、概念を理解するまでに時間がかかった。ただ、これは高機能の裏返しでもある。

3. プラグインの誘惑

同梱プラグインが豊富すぎて、つい全部使いたくなる。結果、サイトが重くなる罠に陥りやすい。必要な機能だけを選んで使う自制心が必要。

エスティバル株式会社のWordPressテーマ

どんな人に向いているか(3年の経験から)

エスティバルのテーマは、正直万人向けではない。3年使って分かった「向いている人」と「向いていない人」を整理してみる。

向いている人

  • 本気でビジネスサイトを作りたい人:趣味ブログには過剰スペック
  • カスタマイズを楽しめる人:可能性は無限だが、それを活かせるかは本人次第
  • 長期的な視点を持てる人:初期投資は回収できるが、即効性を求める人には不向き
  • 複数サイトを運営する人:テーマの使い回しができるので、コスパが跳ね上がる

向いていない人

  • 「とりあえず」サイトを作りたい人:機能を持て余す
  • カスタマイズに興味がない人:デフォルトでも十分だが、真価を発揮できない
  • 英語アレルギーの人:同梱プラグインの一部は英語ドキュメント

投資対効果を計算してみた

3年間の実績から、具体的な数字で投資対効果を見てみよう。

初期投資
テーマ代 17,000円 + 学習時間(約40時間 × 時給2,000円換算)= 97,000円

リターン
・制作案件の受注増加:月平均3件増 × 平均単価15万円 × 36ヶ月 = 1,620万円
・自社ECサイトの売上:月商800万円(テーマ変更前は月商200万円)
・制作時間の短縮:1サイトあたり20時間短縮 × 50サイト × 時給5,000円 = 500万円

もちろん、すべてがテーマのおかげではない。しかし、高品質なサイトを素早く作れるようになったことで、確実にビジネスは加速した。

購入前に知っておくべき裏技

3年間使い倒して発見した、公式サイトには書いていない裏技をいくつか紹介しよう。

1. デモコンテンツの活用法

各デモサイトのコンテンツは、実は部分的に組み合わせ可能。例えば、企業サイトのヘッダーと、飲食店サイトのフッターを組み合わせるなんてことも。これに気づいてから、制作の幅が一気に広がった。

2. 子テーマの落とし穴回避

通常、WordPressテーマは子テーマでカスタマイズするのが定石。しかし、エスティバルの場合はTheme Builderを使えば子テーマは不要。むしろ子テーマを使うと、一部の機能が制限される場合がある。

3. プラグイン同梱の賢い使い方

同梱プラグインは別のサイトでも使える。ライセンス的にグレーゾーンと思われがちだが、エスティバルで作ったサイトなら問題ない。つまり、複数サイトを作れば作るほどお得になる仕組み。

最後に:37万円をドブに捨てた私からのアドバイス

WordPressテーマ選びで散々失敗してきた私から、最後にアドバイスを。

テーマはツールであって魔法の杖ではない。エスティバルがいくら優秀でも、使う人次第で宝にもゴミにもなる。私の場合、最初の1ヶ月は正直苦戦した。機能が多すぎて、何から手をつければいいか分からなかった。

しかし、一度コツを掴めば、もう他のテーマには戻れない。特にクライアントワークをする人にとっては、制作スピードと品質の両立は死活問題。その点で、エスティバルは最強の武器になる。

37万円の授業料を払った私が言うのだから間違いない。最初からエスティバルを選んでいれば、あの無駄な時間とお金は他のことに使えた。でも、だからこそ、その価値が分かるのかもしれない。

もしあなたが本気でWordPressサイトを作ろうとしているなら、遠回りする前に試してみてほしい。少なくとも、私のような失敗は避けられるはずだ。

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